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無題

朝 目が覚めると
あの子が 隣に寝ていた

すやすや すやすや
気持ちよさそうに寝ていた

その姿は まるで 天使のようだった

でも あの子は 目を覚ますことはなかった

たった一度だけでも 目を開けて欲しいという
わたしの願いも  むなしく

そして わたしは あの子との思い出を
こっそりと胸にしまい

何事もない いつもと同じ 朝をむかえた

たいいりょう

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