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【人生棚卸】第53号 目は横か正面か 信条を考える

もう20年以上の前の話だ。
自然淘汰という言葉ある。いろいろな意味を含んでいる気がする。生き残りが難しい種はたくさん生まれ、そうでない種は少ない。

ある時、生まれてすぐに歩かないのは人間だけ、なあ~んて話を聞いた。
すぐに歩けなければ生きて行けないよね、野生の世界ではね。
こんなことを思い出しながら聴いていたラジオからのお話。

動物学者の先生曰く。
・ライオンは目が正面にあり、前を見ています。
・シマウマ、シカは目が横にあります。
これは何を意味しているのか。

ライオンは正面を見つめている。一方草食動物は横に目がある。
つまり後ろから近づいてくる敵をわかるためであるらしい。
草食動物はライオンは猫科の動物に比べてはるかに弱い。
すばやく近づく敵を見つけやすくするために、与えられた機能。
ライオンは一方向の獲物鹿狙えないことがわかる。

そんな風に自然界を感じることが出来た、この話は良かった。
人はそれぞれに特徴があり、個性がある。
個性を知ることで、その個性を伸ばすことができるし、適正が分かる気もする。でも人間はあまのじゃく、自分の才能を知っていても、それが嫌いな人もいる。才能が分からない人、才能があると信じている人。
もう千差万別状態。

生きられるか、死ぬかの野生の世界はシンプルだよね。
史実がほんとうかどうかは知らないが、陸軍大将だった秋山好古がいる。弟の真之と暮らし、茶碗一つで飯を食っていたことは有名な話。
(かわりばんこに食べていたのかな)

彼は、人が生きることを非常にシンプルに考え、必要ないと思うことは絶対にしなかった。秋山好古は「男子にとって必要なことは、若いころに何をしようかということであり、老いては何をしたかということである」が信条だったらしい。最後は中学校の校長だが、人生の総括したとのことだ。

兄弟で茶碗一つで飯を食っていた好古は、そんな生活を楽しんでいたと思う。あたしは自分を貧乏性(あたしは1円単位割り勘なんてしないわよ)と言い、バカな買い物と放出の繰り返し、迷惑をかけたこと、自炊、節約、の投稿をしながら、自分の人生の棚卸をしている。あたしは何をしてきたかを書くことによって「何をしたか」にまとめている。
あたしと偉人とは比べるすべもないけど、大きく広い宇宙から見れば五十歩百歩だろう。

あたしは若い頃に徹底的に無駄使いをして、年老いてからちょっとした節約を楽しみ、そして(何をしたかを、今まとめているところ)※いまでもけっこう贅沢しているけどね。だから目先のちょっとした節約が楽しいと気づいたのかも。

秋山は何を思い、悟り、この世を終えたのか、あたしもそう遠くない日に
結論を出そうと思っている。

( あたし貧乏性の言葉やめる、ちょっとした節約を
                                                けっこう楽しんでしているのよ )

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