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お茶濁しな過去日記-4

前略して以下略…はしないで、前回の続きを早速いきます。

セントマーチン島滞在二日目。
目が覚めてみると朝の7時前。レストランでの朝ごはんは8時からなので、それまでネットして時間潰そうと思ったんだけど、相変わらずネットには繋がらない。仕方なくテレビを付けたら(CNNなどは映ってました)ポーランドの大統領御夫妻が飛行機墜落で死亡のニュースが(汗)。見てたら飛行機はツボレフだそうで、(あーそれなら仕方ないよ(仕方ないのか?))って見ていました。その後少し日記を書き足したりしてたら8時15分過ぎに。そこで朝ごはんを食べに昨日も行った水辺のレストランに行きました。アメリカンな朝ごはんで、それなりに美味でした。

ホテルの朝ごはん

食後、空港に行ってみる事にしました。事前の調査では空港内では無線LANが無料だそうなので、これは行って試してみるしかねーべや?ってコトで<ネット中毒。パソコン持ってトコトコ歩くこと8分ほどで空港に到着。一階にあるフードコートで飲み物を購入して近くのスタンドを陣取り、パソコンの電源入れてブラウザを立ち上げてみると、画面には…。
「ネットワーク接続は有料だよーん。使いたかったら自販機で使用権を購入しておくれー」
という無情の表示が(怒)。まぁ仕方ないか。ここの空港のHPって、「滑走路延長工事やります」って出しててまだ全然工事してないくらいだから、こうした大事な情報を流すのも忘れてたんでしょう(呆)。
註;当時は2010年。現在も工事計画はあるようですが、工事してるという情報は一ミリも出てきません。探し方が悪いんでしょうか。それとも、南国特有のゆるーい空気のなせる業なんでしょうか。

仕方なく、近場の自販機(といっても空港内に2箇所あるだけみたいですが)で使用権のスクラッチカードを購入しようとしてビックリ。値段が5USD(5米ドル)なのは仕方ないとして、使えるのがたった一時間だけ(!)。ヲイヲイ、シンガポールのゲイランだって5ドルなら2時間使えるぜ(貨幣価値が違うけど(汗))…なんて思いつつも仕方なく二枚購入。一枚の裏をゴリゴリと削ってIDとインスタントパスワードを出して入力後にようやくブラウジング開始。これでようやくMixiやらASW(ANA SKY WEB)やらにアクセス出来たのでした。

そして一時間はあっという間に過ぎてしまい、パソコンの電池も切れかけてきたし、時刻も11時を回ったので、宿に戻ることにしました。宿に戻ってパソコンは充電をし、代わりにデジカメ(この為だけにKiss Digitalを担いできました)とビデオカメラと水と無線機(航空無線を聞くためのレシーバー)を持っていざマホビーチへ出撃。マホビーチは宿から空港を通り過ぎて更に少し歩いたところ。1Km くらい歩いたのかな。

空港周辺の地図。記憶と全く違うのはなぜ???

註;日記をnoteに転載するにあたり、マップで改めて調べてみたら、泊ってた宿は廃業してるみたいでした。

外は軽めのシャワーが降ってましたが程なくあがり、あがると同時に強い日差しが容赦なく照り付けます。そんな中をゆっくり歩いて20分ほどでマホビーチに到着。いよいよビデオと写真撮影の開始です。成果については以下の写真達をご覧下さい。ホントはもっと沢山撮影しています。

ある程度写真も撮影し、外航機が無くなる時間帯になったので、ここからは本格的に飛行機の離着陸見学となりました。ギャラリーは殆どが外国人の様子(お前もだ)。そんな中、私のようにエアバンドレシーバーを持って見てるディープなバカも複数名見かけました。はい、私はディープなバカ、日本代表として参戦してました<バカ。
行ってみて分かったんですが、飛行機の離発着は思っていた以上の頻度で行われており、滑走路の途中からの離陸も近距離の離島路線と思われますが、頻繁に使ってました。しかも離陸の間隔が短い。一機小さいのが離陸したと思ったら30秒も経たずに次のが離陸するという有様。いやこれは、羽田の混雑を越えてます(笑)。そんな中を縫うように、アメリカ本土やフランスからの飛行機が着陸してきます。こうした飛行機達の多くがジェット機なんですが(ボーイング757、737、エアバス320、340も)、滑走路の脇に誘導路が無いために、これらの飛行機は着陸後滑走路をタクシングして戻らざるを得ません(コレをバックトラックといいます)。当然滑走路上に飛行機が居ては着陸出来ませんので、ジェット機同士の着陸の間隔は大きくとってあるようでした。管制官もこうした離発着を捌くためにメチャメチャ忙しそうです。
聞いてると、羽田で言うところのデリバリー(飛行計画の伝達)からグラウンド(地上交通の管理)、更に本来のタワー業務(離着陸の指示など)と全部ひとりでやってます。これは大変そうだわー…と思ってずっと聞いていました。けど、そんな中でも時折クスリと笑っちゃうようなアナウンスが混じるのも、流石にカリビアンな国際空港。某着陸機が
「ジュリアナタワー(空港の名称)、着陸の承認は貰ったっけ?」
「勿論だよ。ハートフルアイランドへようこそ!」
なんてのがあったり、これはエールフランスでしたが、離陸した後に
「ボン、ボヤージュ。サリュー」(よい旅を。気をつけて(意訳))
なんて管制官が言ったり。うーん、流石にフランス、チョイとしたエスプリを感じました。

なんてやっていたら日も傾き。あっという間に時間は午後4時半過ぎ。気付いたらビーチに5時間近く滞在してました。幾ら曇りがちだったとはいえ、腕と首筋は日焼けして赤くなって痛いのなんの。その痛みをガマンしつつ、トコトコと空港を経由してホテルまで。空港のフードコートではピザを買って、昼ごはん兼晩御飯にしました。昼ごはんも食べずにずーっと見ていたので流石に空腹でしたし、ナニよりホテルのレストランが高いもんで(苦笑)。

昼ご飯兼晩御飯として、一人で全部食べましたよ。

その後、シャワーを浴びて体に付いた砂を落とし、ボーっとしていたら直ぐに睡魔に襲われ、この日も敢え無くダウンとなりました。

文章だけだと興奮は伝わりづらいと思いますが、本人痛く感激して興奮していました。渡航してから14年経過してますが、未だにあの時の興奮が蘇ります。次回は楽しかったセントマーチンを離れてアメリカ本土に戻ります。

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