PERの理論値の基本的な考え方を株価や成長見通しから簡単に触れます
S&P500と日経平均のPERを単純比較して日経平均は割安との分析や解説が専門家やマスコミなどから頻繁に行われます
しかしPERは成長見通しにより決まって来ることからS&P500と日経平均を単純比較する意味は1ミリも無く、つまりは1円の価値も無い分析や解説となります
例えばアメリカの株式市場の分析や解説でナスダックとS&P500のPERを単純比較して
ナスダックのPERよりS&P500のPERは低いからS&P500はナスダックより割安だ!
という分析や解説など一切存在しませんが、それはナスダックとS&P500の成長見通しが異なるからであり、成長見通しが異なるならPERが異なるのは当たり前なので、そんな分析や解説など一切存在しない訳です
日本の専門家やマスコミなどでも、さすがにナスダックとS&P500のPERを単純比較してS&P500はナスダックより割安だと分析したり解説する事例は無いかと思いますが、それは、そのような単純比較が1ミリも意味は無く1円の価値は無いと自覚しているからと推測されます
つまり日本の専門家やマスコミなどでS&P500と日経平均のPERを単純比較して日経平均は割安などと分析したり解説しているのは全くのデタラメな分析や解説だとは自覚していても
S&P500は割高の印象を与えたい
日経平均は割安の印象を与えたい
という専門家やマスコミが絶対に行っては行けない印象操作を意図的に行っていると解釈されるのです
さて、ここからは有料読者向けの記事となりますが、PERの理論値を成長見通しや株価との関係から簡単に触れて行きます
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