見出し画像

イベントストーリー7『悲しき因果の戦空~嵐王空賊団強襲~』前編

前の記事


凛華のエウリア・アリスの実母である、エウリア・ガガンが登場するイベントストーリー。
イベントの更新に伴って続きのストーリーが実装されるという形式がとられており、この回からストーリーの情報量も徐々に増えてきますね。



ヴゥワッッッ!!(空賊艇の甲板に急に大きな魔獣が姿を現した)


魔星獣ペンターゴン
「嵐王空賊団員の諸君!お待たせしたな。我はペンターゴンである。」

魔星獣ペンターゴン
「おおっっと!!早まるな!敵ではない。お前たちの団長、ガガンの依頼でここにやってきた。」

魔星獣ペンターゴン
「ガガンめ。部下たちに話をしておらぬようだな。」

ガガンが奥からゆっくりと歩いて甲板にやってきた。

嵐王空賊団長エウリア・ガガン
「皆のもの、大丈夫だ。確かにワタシが呼び寄せた。」

嵐王空賊団長エウリア・ガガン
「例のものは用意できたのか?早速渡してもらおうか。」

魔星獣ペンターゴン
「まぁ、そう急ぐ事なかろうて。のぉ~。最近の空賊稼業も大変のようだの。」

嵐王空賊団長エウリア・ガガン
「・・・お前と世間話をするつもりはない。早く例のものを渡せっ。」

魔星獣ペンターゴン
「カリカリしとるのー。分かった、分かった。これじゃ!」

綺麗な蒼色の宝玉を受取る

魔星獣ペンターゴン
「望みのものじゃ。その宝石はお前の力を何倍にも増幅させる。」

嵐王空賊団長エウリア・ガガン
「・・・」

嵐王空賊団長エウリア・ガガン
「これで、ワタシの欲しいものがやっと手に入る・・・」

魔星獣ペンターゴン
「前にも伝えたが、その力の副作用は覚えているな。」

嵐王空賊団長エウリア・ガガン
「・・・」

魔星獣ペンターゴン
「お前の命を少しずつ蝕み、そして死に至らしめる。」

魔星獣ペンターゴン
「冷酷な空賊団の団長でも、家族ぐらいいるのであろう。別れを告げておけよ。」

嵐王空賊団長エウリア・ガガン
「・・・ワタシに家族などいない!!」

魔星獣ペンターゴン
「まぁ、そんな事、我の知ったことでは無いが。」

魔星獣ペンターゴン
「お前の欲しいものとやらが手に入ると良いな。」

嵐王空賊団長エウリア・ガガン
「いくぞっ!皆のもの!!全軍出撃っっっ!!」



ビーービーーービーーーービーーーーッ!!(輝空挺内に警報音が鳴り響く)

右舷前方より多数の輝空挺出現!!全団員緊急配備!!

ルミナス
「ん!?あの輝空挺に付いているマーク!?見覚えがある!」

サーシャ
「私も見覚えがあるな。数年前に、この空域を荒らしまわっていた空賊どもだ。」

サーシャ
「最近はあまり噂を聞かなくなっており、滅びたと思っていたが、生き残っていたか・・・」

ルミナス
「確か、嵐王空賊団だよね。」

ルミナス
「当時色々と調べてみたけど、あの空賊団の団長は、《アリスの母親》のようね。」

サーシャ
「それは本当かっ!?」

ルミナス
「確かだと思うよ。本人は知らないようだけど・・・。あえて伝える必要も無いと思って。」

サーシャ
「そうだな・・・」

サーシャ
「しかし、敵であることは確かだっ!!皆配置についたか!?」

サーシャ
「迎え討てっ!!」



このイベントが開催されたのは、2016年6月2日から。
これまでのレイドイベントと比較して、開催期間が長くなっており、前後編に分れていました。

報酬ユニットは、エウリア・ガガン。

嵐王空賊団長『エウリア・ガガン』。
数年前に大きな勢力を誇っていた嵐王空賊団の団長でしたが、消息を絶ち
、ガルダ国のドズール・ヘルバードを討ち、ガルダ国が開発した化学兵器によって記憶を消された一人娘の記憶を取り戻すことを目的とし、潜伏していました。
魔星獣の青龍宝という、自らの命を蝕み、やがては死に至らしめるという代償によってその力を何倍にも増幅させていましたが、ヘルバード討伐はあと一歩のところで叶いませんでした。

一人娘のアリスは凛華として実装されており、プロフィールがこちら。

ドラゴンとしての姿は、焔竜ベルゼカレス。


エウリア・アリスのプロフィールの説明によると、嵐王空賊団は三大空賊勢力の一つという記述があり、同程度の規模の空賊団が二つ存在する、あるいは過去に存在していたらしいことが示唆されていますね。

ルミナスは消息を絶った嵐王空賊団を調べていくうちに、ガガンがアリスの母親であることを知っていますが、アリスには伝えていませんでした。
当のガガンが行方不明であること、加えてガガンが悪名高い罪人であることは間違いないので、わざわざ伝えない方が良かったと判断したのかもしれません。

その後もアリスは母親のことを知らないままでいた様子で、ナッツ新聞に登場した際のやり取りがこちら。

アリスにはガルダ国の被検体にされていた過去があるのですが、投与された「記憶を消去する薬」を開発した張本人が、局長ジェリスである模様。
アリス本人は過去を知りたがっています。


ストーリー中で「綺麗な蒼色の宝玉」と書かれている青龍宝。それをガガンに手渡したペンターゴンの詳細がこちら。

魔星獣『ペンターゴン』。
「魔界からやってきた超人」とあり、先のアリオーシュに続く魔族の一員であると思われます。
エウリア・ガガンに助力したほか、『第119回超人奇人ビッグファイト』にて、サーシャと対決し、敗北するというエピソードもあります。

ペンターゴンはナッツ新聞の取材対象でもあり、その際はこんなやりとりがありました。


自称、「女性の要望には何でも応えるタイプ」。
言及されている必殺技というのは、グランバトルで使用できる後衛用アビ、「クロス★チェンジ」。
基本的に、グランバトルの前衛と後衛は「スイッチバトル」という特殊な試合形式でないと移動できないのですが、ペンターゴンの「クロス★チェンジ」を使えば後衛の参戦者が前衛の味方と入れ替わることが可能でした。
ラスドラ後期になると上位互換となるアビも多数登場しますが、ペンターゴンが実装された当時は大変貴重なアビであり、後に冒険イベントで入手できたディスコイドSと共に、重宝された時期もあったようですね。



また、超人奇人ビッグファイトという大会、どうやらその後も開催されていたらしく、後のストーリーに登場した甘美獣『ゴルモン』でも語られています。

おそらく、デザインと設定の元ネタはコイン怪獣カネゴン。
≪第194回超人奇人ビッグファイト≫とあり、頻繁に開催されていた模様。れいによって、サーシャが登場しています。
ちなみに、ゴルモンは絶命したと明記されていますが、ゴルモンがナッツ新聞に登場した際も、呑み込まれたハーテイが同様の手段でその腹を裂いており、自力で蘇生できるのかもしれません。

あるいは、4人兄弟の内の別個体という可能性もあり得ますが……。


ペンターゴンには色違いユニットも存在しており、そちらはハニースパイダー社から取材されていました。

稀聖獣『キンターマン』。
その奇抜な名前から、取材者のフルハウスからも「汚らわしい名前」と言われてしまっています。


「出逢えたものは幸せになれるという言い伝えも残っている」とされていますが、
ガチャの特典等で貰えるスロットメダルを消費してドラゴンスロットを回した際に入手できる可能性があるユニットだったので、
そういった希少性も関連しているのかもしれません。

次の記事


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?