呉爾羅
それは私が中学生の頃だった。
なんとなく面白くてなんとなく観ていたゴジラのvsシリーズ、少しずつ興味が沸いていた頃で、初代ゴジラを観てみたい好奇心でレンタルビデオ屋で初代ゴジラを借りて観てみた。
中学生だった私はvsシリーズとなんら変わりのない映画と思って観始めた。
だが私の予想は冒頭から覆され、そして物語が進むごとに私の背筋を凍らせた。
衝撃の展開が多く画面に釘付けになって目が離せなかった。
恐ろしい風貌のゴジラ、それを際立たせるようなモノクロの画面、大迫力の音感と背筋を凍らせてくるゴジラの雄叫び、そして戦慄な画面の中の風景、それは私の脳裏に焼き付いてトラウマに変わった。
夢に出てきてゴジラに襲われる。
怖くてたまらなかった。
だけどそれは時が過ぎるにつれて薄れていきやがて私の中ではゴジラ映画とは初代のストーリーにおける反核、反戦を基軸にした特撮映画であり“怪獣”映画とは一線を画す存在になっていった。
初代以降からの昭和シリーズ、vs、ミレニアム、ハリウッド、シン・ゴジラ・・・
色々観てきたがどれもなっとくなんていかない、やはりゴジラは初代が強すぎて誰もそれを越えるなんて事は出来ないと思っていた。
好きすぎるんだ、初代が!!
だけど去年の11月、私のそれに迫る作品が誕生した。
ゴジラ-1.0それは初代に迫るほどの怖さやテーマを私に突き立ててくれた。
やっと満足させてくれるゴジラが現れた。
それが今度は-c(マイナスカラー)としてモノクロで上映が始まった。
もう最っっ高!!
モノクロになってさらに臨場感が出たそれは私の背筋を久しぶりに戦慄させてくれた。
語りたいよ!
初代、マイナスがお気に入りになった私はここで思うままにゴジラを愛でてやろうと思っている。
たかだかゴジラスキな一般人女の戯れ言にお付き合いくださいましm(_ _)m
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