ジェイソン流お金の増やし方　（読書感想）

こんにちは、昼間の夜景です。

Why Japanese people？　でおなじみの芸人の厚切りジェイソンさん。
彼の別の顔を知ったのは両学長の動画がきっかけでした。

第23回 【朗報？】厚切りジェイソン氏、誇り高き「FIREの民」だった　社会・トレンド
https://youtu.be/epTlbUWWnEQ

厚切りジェイソンさんは芸人でもありIT企業の役員という別の顔を持っていたのです。

しかも彼はFIREを達成しており、家族5人の一生分の生活費を賄えるほどの資産があるとのことです。

私はテレビを手放したのであまりジェイソンさんの活躍を見る機会がなかったのですが、
まさか両学長の動画で紹介されているとは思いませんでした。

動画を見て彼がどのようにして資産を築いたのか、とても興味が湧きました。
そんな中、2021年11月に本が発売されたので早速購入して読みました。

彼の投資法はとてもシンプルなものでした。それを紹介していきます。

・たった3つの手順で資産を増やす

1.支出を減らす

2.残りのお金を投資に回す

3.待つ

たったコレだけなのです。
ある程度投資について学んでいる人であれば誰しも納得が行くと思います。

それではジェイソンさんは何に投資をしているのでしょう。

・バンガード　トータルストック　マーケットETF（通称　VTI）

VTIはアメリカの大型株から小型株を含む約3800社以上の企業に広く分散投資出来る投資商品です。
よく聞くインデックスファンドのひとつですね。

彼はこれを買い続けているのです。
VTIを買うということは、アメリカの市場のほぼ全体に分散投資をしていることと同じことなのです。

私もVTIに連動している投資信託を購入しているので、彼の考え方に激しく同意です。

ちなみにVTIに連動している投資信託は現在では2種類あるようです。

・楽天　全米株式インデックスファンド（楽天VTI）
・SBI　V　全米株式インデックスファンド（SBIVTI）

どちらもつみたてNISAに対応しており、SBIVTIはSBI証券でのみ購入可能だそうですね。

様々な投資本を読んできましたが、やはり米国株インデックスは投資の最適解の一つなのだと改めて実感できました。

日本人が投資を始めるために良いきっかけになるであろう素晴らしい本だと思います。

私もコツコツ積立投資を実行していくつもりです。

最後に読書感想とはかけ離れますが、なんとも言えないニュースがありました。

厚切りジェイソン、ツイート全消し　米国株下落で非難殺到か？：「13日の金曜日」は不吉な日か - ITmedia ビジネスオンライン

本を読んで投資を始めた人々が、株価の下落したことによってジェイソンさんに非難のツイートが相次いだそうです。

投資をはじめた行動力は素晴らしいと思います。

しかし投資は自己責任であり、インフルエンサーや著名人の言うことを鵜呑みにすることではないと思います。

アメリカ経済の過去平均の年利回りは、いくつもの株価の高騰や暴落を乗り越えてきた結果の数値なのです。
そのことは本書でもきちんと説明がされています。

購入した人々は、本当の意味で本の内容を理解した上で投資を始めたのかが私には疑問に思えます。

他人のせいにするような人はそもそも投資には向いていないでしょう。

日本人のマネーリテラシーの低さが露呈したひとつの事例なのではないでしょうか。

しかし、明るいニュースもあります。
2022年から高校の授業に金融教育が加わったのです。

これで日本のマネーリテラシーの向上が期待できそうです。

以上になります。最後まで見て頂き、ありがとうございました。