十角館の殺人 考察【プロローグ〜第二章】
はじめに
ミステリー小説を読むのはとても久しぶりである。記憶は定かではないが、約10年ほど前に読んだ「白雪姫殺人事件」を読んだことが最後だろう。そんなミステリー小説初心者な私だが、ミステリー小説は予想を裏切る結末というのが付きものであると思う。現に私がこの本を買う際にも、「予想を裏切る結末に読者は震撼するだろう」とポップに書いてあった。そこで私は、この小説を考察しながら読み、その考察を裏切るような結末を導くことができれば、事件の真相に辿り着くことができるのではないかと考えた