ライフコーディネーター資格(やさしいで証)の資格実現を目指して NO.4


#noteクリエイターサポートプログラム

おはようございます。
台風の影響は、関東地方は遅れているような天気になりましたが、他の地域での被害が心配されています。

また、私の記事に「スキ」をしていただいた皆様に改めて感謝とお礼を申し上げます。

だいぶこの勉強に没頭し過ぎてしまっているので、返事が相当遅くなるかも知れませんが、もしコメントとかいただいたら、はしゃいじゃうかも知れません笑


昨日「より良き死のために」の本を2/3程度まで読みましたが、全ページ247あるのに、私が今取り上げるキーワードを書き出すまでのページが32ページという、すごく密度の濃い内容の本であることをご理解いただけると嬉しいです。

さて、32ページ迄のキーワードを書き出していきます。

1.元々日本には、豊かな死生観が息づいていた。
 それは現実世界の中に、死者の霊が集まる場所
(山や海などが例え)が存在し、そこから子孫を
 守っていたという感覚を持っていたと考察して
 います。
 言葉で例えるなら、「極楽」「浄土」「彼岸」
 「あの世」「天国」「天寿」など、日本人の他
 界観の豊かさの表れで、「輪廻転生」の思想や
 山、樹木、石などの自然界のあらゆるものに祖
 先の霊が宿ると信じて祀る慣習などを大切に
 守られてきたと書いてありました。
 それを考えてみると、例えば街角に佇むお地蔵
 様なんかは、良き例えではないかと思います。
 また筆者は、各地で古くから行われている「祭
 り」や「年中行事」の多くは、祖霊を慰める目
 的で始まったと聞いているので、「お盆」はそ
 の代表的な例えではないかと、考察していま
 す。
 神棚や仏壇があるお宅が多いのも、生者と死者
 の心の交流を大事にしてきた、日本人という民
 族なのだと考察しています。

2.かつては「看取り」が身近にあった
 戦後直後までは「死」それ自体も日常の中に身
 近に存在し、自宅で家族の最期を看取るのが当   
 たり前だったと言われています。
 それを物語るのは、明治時代から戦前にかけて
 高等女学院や農村女子青年団で、家事教育の一 
 環として看護や看取りが教えられていたそうで 
 す。
 この教育内容は、死を間近にした人に安らかな
 最期を迎えるために、寝所のつくり方、電気の
 明るさや温度といった環境や看護の心構えとい  
 ったなど、どのような状態となったら死と判定
 をするのか?死後はどのような処置をしたら良
 いのか?などを学びを通じて死を実感して受け
 入れ、死に対する心構えを養っていく貴重な機
 会なっていたと説明しています。

3.何故「死」が恐怖と不安に変わっていったの
 か?

 戦後、医療技術がめざましく進歩発展し、多く
 の命が救われ、寿命を飛躍的に延びて、元気な
 長寿者増え、今や日本は長寿ランキング世界第
 一位(WHO発表)にもなり、人類の大きな幸福
 と利益の一端を得ました。
 それは医学が疫病を克服するため、常に新たな
 領域や限界に挑戦し続けた成果の賜物でもある
 と伝えています。
 しかし、一般社会の中には、若さや健康に価値
 を置いたりする良い傾向がある反面、病や老
 い、死を隠そうとする傾向が強くなってきてい
 る事実も増えてきていると伝えています。
 著者が伝えたいのは、思考から死への意識を排
 除する行為は、一見「生」を強調しているよう
 に思われるが、死とともに生への意識を衰え
 させる危険をはらんでいる示唆しています。
 死から目をそらせば、自分の人生の有能性を
 直視することを忘れ、目の前だけの快楽だけを
 追い求めたり、雑事に追われる毎日を過ごすこ 
 とになりかねないことにより、命の大切さや、
 愛おしさにも気付けなくなりますと言っていま
 す。死を遠ざけることにより、死を分からなく
 なり、受け入れなくなり、不安と恐怖が膨らん
 でいくのではないのかと、危惧しているそうで
 す。
 ここでちょっと話を脱線しますが、世界的に幸
 せだと言われているデンマークの幸せの追求の
 研究をされているマイク・ワイキングさんの記 
 事を取り上げると、幸せには「短期的な幸せ」
 と「長期的な幸せ」があると言われています。
 「短期的な幸せ」とは、いい服を買う、いい大
 学に入る、結婚するなど、すごく分かりやすい
 けど、数日から数週間も経てば忘れてしまう一
 時的な感情ではないのか?と考察しています。
 また、「長期的な幸せ」とは、もっと心の奥底
 から感じる、自分の人生に対する満足感や夢を
 したい、こんな世界にしたい、あの人のために
 なりたいなどの夢や目標へ向かっていく時に感
 じるものと考察しています。

 これを全247ページの中の前半の32ページで
 示しているとはすごくビックリしてしまい、ま
 とめるのに大変時間がかかりました。

 それと同時にエリザベス女王が崩御されて、昨
 日葬儀がなされましたが、もし女王が立場上
 「自己犠性」を覚悟しながら、全世界の方々へ
 幸せの追求を自分の体験を通じて、アピールし
 ていたらと考えると、あれだけの多くの方々の
 歓声や拍手などは起こらないと感じました。
 それだけ、エリザベス女王は「幸せの追求」を
 大英帝国(あえてこの言葉を使わせていただき
ます)に向けながらも、世界に発信していたから
 の賜物だと、私は感じながらこの文章をまとめ
 て、発信しています。

  ありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?