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【起業】創業融資時の事業計画書の書き方について②

皆さんこんにちはー!
2日連続、電車に傘を置き忘れたまねでございます(´;ω;`)

今日は、先日の続きとして日本政策金融公庫の創業融資の書き方をお伝えできればと思います。

創業計画書

前回は1、2まで説明させて頂きましたの、今回は3「取扱商品・サービス」から説明させて頂きます。

本日説明させて頂く、3「取扱商品・サービス」ですが、
ここが最も重要なセクションとなります!!!
しっかり書ければ融資の承諾可能性が高くなります!!!

では、3「取扱商品・サービス」を説明していきます。
①取扱商品・サービスの内容
②セールスポイント
③販売ターゲット・販売戦略
➃競合・市場など企業を取り巻く状況

まず私が支援するお客様には、別紙でA3一枚程度で①~➃を作成して頂いております。(別紙で作成しないと融資が通らない訳ではないので、参考程度でお聞きください)
別紙で作成する理由は下記2点です。
①日本政策金融公庫向けに事業の本気度を説明する上で事業内容をしっかり書くことは大きなアピールとなります。
②お客様に事業について本気で考えてほしいと強く思っています。
私は②を特に重要視しています。私のコンサルは融資を通すことが目的ではありません。融資を通じてお客様の事業が早期に軌道へ乗せることが最大の目的です。そのためには、お客様に事業に本気で向かい合っていただく必要があります。ですので、お客様に厳しめに支援させて頂いています。(だるいコンサルですいません💦)

では、実際どう記載していくか具体的に解説していきます。
私は上記の順番を下記に組みなおして書くようにしています。
①競合・市場など企業を取り巻く状況
②取扱商品・サービスの内容
③セールスポイント
➃販売ターゲット・販売戦略

①競合・市場など企業を取り巻く状況
ここで皆様が提供する取扱商品やサービスの市場・競合がどのような状況かを記載する必要があります。私は市場よりも競合について深く記載することをお勧めします。いつものフレンチを例に出しますと
①現在、東京都にフレンチレストランは100店舗運営されている。
②現在、代々木駅(出店予定地)徒歩10分圏内にはフレンチレストランが2店舗運営されている。
審査する側は①だとピーンとこないですが、②ですと出店場所の近くに2店舗競合があるんだなと具体的にイメージできます。更にその2店舗の商品ラインナップ、価格帯、顧客層、販売促進などを細かく説明されていると、より好印象となります。
要は市場は簡単に記載、競合分析を詳しく記載が理想的だと思います。
市場:東京都には現在フレンチレストランが約100店舗運営されている。これはコロナ以前の80店舗から増加傾向にある。
競合:その中でも出店予定地である代々木駅では2店舗(A店・B店)が出店されている。A店はリッツカールトンの元シェフが経営されておりディナーのみの運営となっており客単価は2万円前後である。サービスの特徴として国産の無添加食材のみ取扱っており季節ごとに定期的にメニューを刷新している。顧客層は40代~50代の男女が多くチラシを用いた戦略で集客を図っている。
↑ イメージはこんな感じです。
ただ実際の創業計画書では、より深く競合分析するようにしています。

②取扱商品・サービスの内容
ここでは、皆様が提供する取扱商品・サービスの内容を記載頂ければと思います。ポイントは下記について必ず記載するようにしてください。
①商品・サービスの内容
②価格・客単価
③立地(取扱商品・サービスと関係ないですが、飲食店など立地の影響を受けるビジネスが多く記載する方がベターと思います。)

③セールスポイント
ここでは、自社の強み(他社との差別化ポイント)をしっかり記入してください。ポイントは下記です。
①自らの今までの経験を生かした強み
②他社との差別化ポイント(商品、サービス・価格・販売戦略・立地など)
①:必ず独立される皆様は強みがあります。その強みを記載してください。
②:その強みは競合に優位性をとっていることを記載してください。
A店舗との比較の一例です。
まねは、カジュアルフレンチレストランで10年以上勤務しており30代を中心とした若手向けの商品開発に従事してきた経験がある。
路線   :A高級路線       まね 中価格帯路線
食材   :A国産無添加野菜    まね フランス産の食材を中心
価格   :A客単価2万        まね 客単価1万
ターゲット:A40代~50代      まね 30代~40代
販促   :Aチラシ        まね SNS広告・Tiktok

簡単に記載しましたが、競合(A店)とまねの強み(若年層向けのサービス提供)を比較しアピールしています。

➃販売ターゲット・販売戦略
ここも重要です。販売ターゲットは以下の点を中心に記載してください。特に①の市場環境で分析した内容と一致していることが望ましいです。今回は一般消費者向けで記載させて頂きます。(一般消費者)
①年齢   → ターゲットとしている年齢層
②性別   → 男性か女性
③家族構成 → 単身、家族連れなど
➃年収   → 市場分析で商圏の平均年収を分析できるため一致させる。
上記が一般的な例ですね。なるべくターゲットは細かく分析する程、アピールしやすいです。

販売戦略
今の時代、良い商品やサービスだけでは事業は中々軌道に乗りません。それを如何に伝えるかが重要です。
販売戦略はターゲットに合わせる必要があります。ターゲットが60代以上でSNS広告やTiktokって書くとターゲットと販売戦略がリンクしていないように感じます。ですので自社のターゲットにあった販売戦略を記載する必要があります。個人的にはYoutubeやTiktokはあまり書かないようにしています。理由は、事業始めたての人がYoutubeなどやっても誰もみないし効果が薄いのではないか?と感じるためです(コツコツする必要はあると思います)
どうしてもSNSを利用したい場合は、㈱toridoriが提供する安価にインフルエンサーを活用できるサービスを利用する方が現実味が出ると思います。
https://toridori.co.jp/business

今回は長くなったので、一区切りとさせて頂きます。
私のクライアントはここで書いたような簡単な分析でなく、より深く分析してもらうようにしています。
敢えて3を長く解説したのは融資を承諾してもらうためだけでなく、皆様の事業が成功するために事業のことをとても深く考えて頂きたいと思っているためです。今回も皆様の参考になれば幸いです m(__)m

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今回も最後までお読み頂きありがとうございました( `ー´)ノ

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