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黄色い家

黄色い家

タイトルとか表紙の感じは優しい雰囲気の話なのかなと思わせる
ただ帯が『人はなぜ金に狂い、罪を犯すのか』と表紙とタイトルとのギャップがすごいと言う感じのファーストコンタクト

話は20年前に一緒に住んでいた黄美子さんが逮捕された記事をみて住んでいた頃の思い出すもの
そこで高校生の花が家を出てスナックで働いたり犯罪まがいなお金を稼ぎかたをすることによってお金のことについて考えるもの

お金って生きてくにも歳をとるにも必要になってくる
親のお金のありようによって生活がかわる
お金がある人と結婚してもそれは自分のお金になるわけではなく遣わせてもらってるもの

お金ってなんでこんなにも必要なんだろ
お金って稼ぐもの大変だし
お金ある人は権力は地位があるものだと思うし
お金があれば誰かに従わなくてもいい
お金を稼ぐために犯罪に手を染めたり
お金ってすごい力あるよね

花に関してもお金に振り回されてたのかなって思う
お金の使い方に関して蘭や桃子を支配したり危ないシノギに手を出したり人格変わったりそれに耐えられなくなってダメになったのかなと思う
しかも家のこととかお金のことを一人で考えたりしたてたからだなって

黄美子さんに関しては落ち着いてた感じだけど内心母の件だったり昔のことだったり怖かった部分があるのかなと思った
なんでも受け入れてくれる安心感が素敵だった

所々にでてくる黄色いもの辞書に出てくるもの縋ってる心の拠り所により現実逃避をしてるのかなとも思った

お金に関しての考え方を改めて違う方向から考えさせられた

桃子に関してはちょっとイラッとした笑

600ページとちょっと重いけど読んでみると止まらなくなるし読みやすい

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