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#001_50歳を過ぎてから「自分は会社勤めに向いてない」と気づいて、フリーで働き始めた猫オヤジの話

みなさん、はじめまして。
配偶者と息子2人、そして保護猫2頭と暮らしている、
かなり自分勝手な50代野郎です。

コロナ禍が落ち着いて、「さあ! これからだ!」って時に
もうすぐ30年になろうかという会社員生活から
ドロップアウトしたオッサンでもあります。

辞めたのは2ヶ月前。
辞めた理由は、ただの不満です。
経営者への、他部署への、同僚への、部下への不満。
要は一緒に働いている人たちへの不満という
よくある、つまらない理由です。

つまらない理由だけに、周りの人からは
堪え性のない、根性のない、堕落モノだと思われており、
肩身がギューギューです。

しかし、どうしても気になるのです。
自分だけが悪かったのか?
ダメなのは自分なのか?
違う気がするなぁ、と。

会社が悪い、いや違うな。
会社との相性が悪かったというか、居心地が良くなかったんですよ。
やりがいも楽しさもおもしろさも感じられなかったし、
満足感も達成感も自己肯定感も得られなかったんです。

うーーーん。
これはどう考えればいいんだろう。
無職という事実を前にして、
こんなこと考えても仕方がないのですが。

今日も配偶者が自分を見る目や投げかける言葉には
明らかに非難が含まれているし、
その顔には「なんでもいいから働けや!」とゴシック体で書かれている。

そんなプレッシャーが考える気力を蒸発させるのですが、
しつこく考えてみました。

で、気づいたのは、
「どうやら自分は会社員に向いていないらしい」ということ。

大学を卒業してから、先日辞めた会社で6社目。
会社勤めをしてから28年が経ってやっとわかったような
呆れるほどの遅い気づきです。

諸事情もあって、一応転職活動などもしてますが
どうやら、人手不足のご時世の外に自分はいるらしいです。

そら、そうですよ。
求人情報を見て応募してきた50代のオッサンなぞ、
会社員時代に採用担当をした時の自分も秒速でお断りしてましたから。

とはいえ、ほんの少しだけ期待はしていたんです。
もしかしたら、これまでの自分の経歴を買って
採用してくれるキトクな会社もあるのではと。

というのも、1社だけ面接に呼んでくれた会社があったから。
でも、手応えは何年も抱いて寝ていたぬいぐるみのようにスカスカ。
案の定、不採用。
注射がものすごく上手なお医者さんが
「痛くないからねぇ」と言っている間に
打ち終わっていたように、痛みを感じる間もなく不採用。

「俺って、まだいけんじゃね?」
なんて淡い期待を抱いた自分を恥ずかしいと思うことすらできない……。
そのくらいマッハでダメ出しされると、
これはこれでおもしろいと感じてたりしています。

やっぱりM気質なんだな、と自分で納得しました。

そんなことはどうでもよくて、
さてさて、これからどうしたものか。

薄々考えていましたし、覚悟もしているつもりだったけれど、
実際に50歳を過ぎてからフリーで仕事を始めるとなると、
それはそれで不安がどどーんと押し寄せてきます。
「フリーで金を稼ぐ力、自分にあんの?」
「フリーで働く覚悟って、どうやったらできるものなの?」と
自問している毎日です。

次回からは、そんなオッサンの体験記を
ほぼリアルタイムで書き連ねていきたいと思います。

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