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「人志松本の酒のツマミになる話」から学ぶ飲み会の極意


大学四年生にもなったし、そろそろ自分の苦手と向き合わなきゃなと思いながら過ごしている。

特に苦手なことは、大人数の集まりである。

あまり仲良くない人と話すこともないし、一対一で話したほうが深い話もできて面白い。人数が3人、4人と増えていくにつれて、自分らしい自分でいられなくなる。

だからゼミやバイトの飲み会にも全くと言っていいほど行ってこなかった。

このままでいるのもいいんだけど、このままでいいのかなという気持ちもあるので、大人数の中で話す時は、素の自分の1.5倍の身振り手振りで人と接するようにしている。

そんな私がバイトの飲み会に誘われた。今までの私なら即断っているだろうけど、今回は行くことにした。

最初の方はみんなと一緒に話せて楽しいなと思っていたのだが、1時間経ったあたりで冷静なもう一人の自分が心の中に登場してきた。

「あ~もうずっとこんな感じで盛り上がっている人を眺めたり人の話を聞いてばっかりだな。つまらない。」

組織に必ず一人はいる自分の話ばかりする人。その人が悪いとか嫌いとかじゃないのだけど、その人ばかり話す時間が続くとつまらなくなってくる。

だから酒のツマミになる話では、ある程度一人の人が話したらボトルを回して、まんべんなく色んな人が話すようになっているのか~と納得。

1時間番組と分かっているから、視聴者も出演者の話をよく聞くようになるのだろう。

あと、飲み会はいつになったら終わるんだ!?というくらい終わりが見えない。

誰かが「もうこの辺でお開きにしましょう」なんて言わないと終わらなそうな空気。

22時までと終わりを決めている方がダラダラ時間を過ごすこともないし、二日酔いになることもないだろう。

まあこんなこと言っている人は一生飲み会なんて楽しめないんだろうなと思いながら、一生終わらなそうな飲み会を2時間で抜けてきた。

最初は楽しいのに、色んな無駄に気づいて冷静になってしまう。

「あれ、なんでこんなことしてるんだ?この人たちはなんでこんなに盛り上がってるんだろう。早くこの居酒屋臭い服を洗濯してお風呂に入ろう。そして上がったらYouTubeを見て…」

脳内ではもう帰宅している。そりゃあ体も家に帰りたいに決まっている。

どうしたらその空気に入り込んで楽しめるのだろう。やっぱり苦手なものは苦手なままだ。

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