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#4【ロンドン旅行】H&dM展、大英博物館、中華街

ロンドン旅行3日目。
#3の続きとして 、Coal Drops Yard以降を記す。


01.H&dM展

キングクロス駅から、H&dMの展覧会を見るために、バスに乗りロイヤル・アカデミー・オブ・アーツへ。一度は乗りたかったヘザウィックスタジオがデザインしたバスに乗れて満足。

ヘザウィックスタジオがデザインしたバス
ロイヤル・アカデミー・オブ・アーツ正面エントランス

展覧会は3部構成となっており、1部目は大量のプロジェクト模型が棚に陳列され、説明の為の動画が流れているというもの。香港に立つ美術館の外壁の展示が面白かった。下記参考

2部目は大型のスクリーンが会場の中央にあり裏表で別々の動画が流れる展示。一つは今までのプロジェクトの説明動画。もう一つは映像作家ベガ&モワンヌよる新作映画の編集版を上映。全ては見切れなかったが、マテリアルへのこだわりがプロジェクトを横断して感じられた。
3部目は現在建設中のチューリッヒの病院についての展示。病室の1/1モックアップやAR体験、巨大な平面図を利用した説明など。平面図を使った説明に惹かれた。

展覧会上の様子。には大量の模型が陳列されていた。
北京オリンピックメインスタジアムスタディ模型
竹を模したセラミックタイルの外壁材料
AR体験
平面図に機能ごとに色を映写して説明をする展示

02.大英博物館

展覧会の後は大英博物館へ。ここもありがたいことに無料。金曜日の夕方どきということもあり、人は多かった。ちなみにロンドンの美術館・博物館は、金曜日に営業時間を延長している場所が多い。

持ち物検査は厳重だったが、特に並ぶことなく入れた。

大英博物館の目当てとしてはノーマンフォスター設計のエントランス『グレートコート』である。そもそも、フォスターの建築についてはロイズ・オブ・ロンドンに代表されるようなメカニックで構造剥き出しのハイテク建築という印象であり、クールで洗練された、冷徹な建築という認識であった。キングクロス駅もそうなのだが、グレートコートを体感して感じた印象は、冷徹というよりは、情感に訴えかけてくる聖堂のような荘厳さであった。
そのように感じた理由は大きく分けると2つあり、空間の大きさと光の取り込み方だろう。空間の大きさは既存の建物によるものだが、ガラスの大屋根によって室内化しているのが肝である。訪れた時は曇りで直射光は入ってこなかったが、雲を通過した均質な光が大空間を包んでとても心地よかった。キングクロス駅では、ガラス屋根から入ってくる直射日光を体感したが、個人的には曇りの日がおすすめ。
グレースコートは巨大な空間であるが、展示がない。ミュージアムショップ、レストラン、トイレなどの機能はあるものの、大部分は特に機能がない。とても大きな博物館だが、それにしても十分すぎる広さである。しかしそこが重要なのだろう。グレースコートでは、鑑賞に疲れた人が階段に座ったり、子供が走り回ったり、寝ている人さえいた。過剰に大きい空間はそれだけ寛容ということである。

1F大階段。座って休む人や、走る子供など過ごし方はさまざま。
2F通路。内壁をじっくり観察できる。
3Fレストラン前。ガラス屋根が近く。とても明るい。

展示品はとにかく量が多い。半日いても全て見切れないだろう。じっくり鑑賞はできなかったが、気になった作品をいくつか。

03.中華街とピカデリーサーカス

本日の締めは中華街であんかけチャーハンを食べる。この店に限った事ではないがとにかく量が多い。久しぶりの白米が美味しかった。
いわゆる町中華のような店は少なく、一般的なレストランより高い値段帯が多かった。イギリスの飲食店ではチップが必要でしっかりとした店では10%程度支払う。最近ではレシートにチップ代が込みになっている店や、カードで支払いできる店も多い。この店はレシートに込みになっていたが、プラスでチップを要求された。あからさまな観光客だったからだろう。

中華街の後はピカデリーサーカスまで歩き、ホテルまでバスで移動。駅前の大通りかなり賑わっており、観光客や若者が多かった。渋谷のスクランブル交差点に近い活気。カメラを持っていたからか、2回も写真撮影を頼まれた。

エロス像
自転車でパフォーマンスをしながら移動する集団。渋谷原宿のマリオカートのようなものか
リージェントストリート

#5へ続く

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