坐禅会レポート3

坐禅会3日目。
今日も40分を4セット(2時間40分)行う。1日目は壁を正面に坐禅を組み、2日目は窓を正面に坐禅を組んだ。壁が正面にあった方が集中できた気がした(窓の前だとコールドドラフトによる冷気が気になる)ので壁を正面に坐禅を組むことにした。

1回目は1・2日目同様、足の痺れに意識が持っていかれるものの、呼吸に集中できていたように思う。
2回目は体に痛みはなかったが、首の位置に意識を持っていかれる。顎を引いて1m程前方にある床と壁の隅部を見るよう意識するのだが顎が前に出て猫背の姿勢になってしまう。腰の引いて腹に力を入れることには慣れてきたのだが、ストレートネックの弾性力は凄まじい。
2回目が終わった時に気づいた(気づいてしまった)のだが時間の経過を意識することなく坐禅を組むことができた。1・2日目は残り時間が気になり、最後の10分はかなり意識が散っていたように思う。
3回目は意識があらゆるところに散ってしまった。首の位置は気になるし、肩は痛いし、もも裏の圧迫も気になる。そして2回目が終わった時に時間の経過を意識していなかったことに気づいてしまったので、逆に時間の経過をとても意識してしまった。体の痛みも相まってかなりしんどかった。
4回目も3回目とはとんど変わらず。肩の痛みは無くなったが体が震え出す。連日の坐禅による筋肉痛の影響もあっただろう。3回目が終わった時点で暖房を切ったのも関係しているかもしれない。途中15分ほど眠気にも襲われる。
そして1〜4回目を通してだが、昨日同様壁の模様に意識を持っていかれる。今日はスターウォーズのヨーダが口を尖らせているように見えたり、ハリネズミが不敵な笑みを浮かべているように見えた。シミュラクラ現象というやつだ。壁が前にあると外部から入ってくる視覚情報は少ないが、少ない情報の中に意味を見出そうとしてしまう。意識がまだ”見ている”証拠だろう。

一歩前進したのか停滞しているのかわからないが、自分の心身と向き合える時間が楽しくもあり、辛くもある。今日も坐禅終わりの帰り道が気持ちいい。


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