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スマホに触れない一日

最近、スマホを持たずに外出する時間を作る。今日もそんな日にしようと財布だけカバンに入れて自転車に乗り、今日から年始営業の本屋さんへ向かう。

スマホなしの時間を作ろうと思い立つのは「あー昨日の夜ずっとインスタとか、youtubeとか観てたわ…」みたいな罪悪感を感じた時。自分の時間がスマホに溶けていったという事実でなんとも言えない気持ちになるっていう感覚は個人差あれど、多くの人が持っていると思う。そんな中で、結構自分はその感覚に敏感で、スマホを家に置いていくっていう行動でスマホ時間に積極的に抗っている。

購入したのは、松浦弥太郎『エッセイストのように生きる』。松浦さんの本は3冊ほど持っていて、どれも何度も読み返している。自分の暮らしが落ち着いてないなって感じた時に、調子を整えるために読み返している気がする。なんかやさしい味噌汁みたいな存在。

早速家に帰って、この本を読み始める。「うんうん」と頷かされる言葉に溢れているのだけれど、それを現時点ではうまく整理できなさそうだなと感じた。自分の「書く」という作業を継続させながら、書けなくなったり、悩んだ時に何度も立ち返りたくなる本だなと思っている。一旦本から離れて昼食を作り、食べる。

また松浦さんの本に戻り、少し読んだら眠くなり、昼寝。気づいたら陽が落ちてて、音楽をかけたくなってスマホに手を伸ばした。8時間くらいぶりにスマホに触れた。今日みたく、チャリを漕いで、本屋に行き、読書し、昼寝したら一日が過ぎていくってのはだいぶ嬉しい。なんでもない一日だけれど、こういう日が理想の一日ってやつなのかもしれない。

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