お茶碗の目止め
念願の茶碗を購入
3ヶ月前くらいに来た時に見つけたお茶碗がずっと気になってて、年も明けたし縁起も良さそうだなと思って買いに来た。向かったのは中川政七商店。お目当ての茶碗を一目散に見つけ、無事購入。
念願のお茶碗はすこし大ぶりな感じで形が珍しい。ちょっとベージュがかった色のお椀に、つる草の模様が淡い青色で目立ちすぎず描かれている。こうやって一度目にして、手に触って、ビビって来たものを何ヶ月か越しに買うのはなんか一興な気がする。
この3ヶ月の間で何度かネットでチェックし、オンラインで買おうか迷ったものの、結局「もっかい見てみなくちゃ分からなくね?」って自問自答し、お店に向かった。
「目止め」ってなんだ?
今日のミッションを終えたので、帰宅。
さっそく茶碗の入った箱を開封。箱の中には茶碗と一緒に説明書が入ってて、使用前に「目止め」をお勧めしますとのこと。
言葉の意味自体分からなかったのだが、「お米のとぎ汁でお茶碗を煮沸してください」みたいなことが書いてあった。「なんでとぎ汁?」ってなったから調べてみると「陶器には目に見えない凸凹があって、そこに食材が入り込むと変色したり、臭いが移る。お米のでんぷんが陶器の凸凹に入り込んで穴を塞ぐ役割を果たしてれる」とのこと。
説明書には「20分くらい弱火で煮沸し、火を切ったら常温で冷えるまで放置すべし」って感じで書いてあった。
人生初めての体験だったけれど、なんか新年早々面白いことしているなあと実感。「常温で冷えるまで放置」と書いてあったので「結構時間かかるなー」と思ったりした。
目止めという新たな作業に対する達成感も相まって、念願の茶碗で食べた夕食のお米はとても美味しく感じた。
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