③初めて体を重ねた日

他の人とは違う。今まで感じたことのない悦び。
安心感。安らぎ。興奮。幸福感。

なんて優しいんだろう。
人にはいろんな優しさがあるけど
今まで私が感じてきた"優しさ"は偽物だった
のかもしれない...と思うほど

彼の心の中が見えた気がした。

この日ようやく彼から連絡先を聞かれた。
内心「やった!♡」と私は浮かれてた。

そして出張最終日でここを離れる前日にも
彼のホテルに行き、一緒に過ごした。

でも冷静に考えてこれは俗に言う「浮気」
なのか。
まだ彼氏と別れてないんだった。

彼の住む街と私の家は飛行機で2時間ほどの距離

そこから彼氏に隠れてコソコソ連絡を取り合うようになるも、ツインレイの彼から私に彼氏がいるのかどうかの質問もない。

こんなことしてるんだから、彼氏いるはずない
と思ってるのかもしれない。

私も言うタイミングがないまま時が過ぎた。

連絡取り合う中で私たちはまるでカップルかのようにラブラブなやり取りをしていた

彼も「早く会いたい」とか言ってくれるけれど
愛の告白はないまま。

私も彼氏とゆう存在がいる以上、自分から告白なんて出来ない。

今思えば年末を待たずにさっさと彼氏と別れて
ツインレイと一緒になれば良かったのにと思う

でも当時私がその決断を渋ってた理由は

彼氏は公務員だし、ある程度の収入があるから
この人と結婚すれば安定した暮らしが出来る

一方でツインレイの職業は特殊で
(バレるといけないので詳細は控えさせて頂きますが)
お給料は不安定。転勤族のような暮らしだから
住む場所も転々とする。

そう、当時の私はとにかく「結婚」に焦っていたので自分の本心を蔑ろにして「経済、お金」の方で選んでしまってたんだ。と数年後に気づきました。

ツインレイの事を心から愛しているのに
彼氏と別れる決意が出来なかったのは
それが理由です。

そして冬。もうすぐ年末。
私の中では「もうすぐ彼氏と別れる日」
が迫ってきていた。


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