無印が私に突き付けた「短足」

1か月ほど前、無印良品でズボンを買った。
程よくワイド、ベージュ。ウエストインすれば、なんか私もスタイルアップして見えた。実際無印ズボンで出かけると「痩せた?」「細く見えるー」とか言われ、そうか私はこのスタイルが合ってるんだ、骨格ストレートだろうがウェーブだろうがどうでもいい、私はTシャツにウエストインのワイドパンツというスタイルが合ってるんだぁと我ながら感心した。
あと、嬉しかった。だってその似合いっぷりといえば、っていうほどのものではないが、すごく似合ってると自分でも思うもん。
このスタイルで決めたんだ。無印のズボンがもう一着ほしい、いや要る。
楽天の無印サイトで購入することにした。ちなみにアマゾンのほうが横文字でよりよい感じがするけど、私はネットショッピングは楽天でいいと思っている。シンメトリーな漢字が大変好印象。周りが「これアマゾンにあったよ」とか「アマプラでなー」とか言ってるたび「わぁたぁくぅしぃはぁ~楽天でぇぇぇぇ」みたいな、歌舞伎っぽく返したくなる。
さて正直ズボンの名前は覚えてない。ストレッチ、ワイド、このくらいのワードでなんとかたどりつけるやろうという気持ちで、やっぱり簡単にお目当ての商品にたどり着いた。
モデルが履いている写真を見る、ZAZYが現れる。
なんそれ、なんこれ。
モデルはワイドパンツからくるぶしをのぞかせている。
これ、くるぶしで履くズボンなん!私めっちゃ地上スレスレやけど!
冷静になって気づく、そうだこれ店で見たとき、丈長めがあった。
画面の商品は普通丈だった。
むなしい、かなしい、こんなに楽しい気持ちでショッピングしてたのに。
すんごいタイミングで「あなたは短足ですね」と無印に言われた気分。
でも怒ったりはしない。はいそうです比較的、足は短いもん。
タイミングが悪かったんや、なんかしっくりこない、受け入れられない。
自分はこんなに似合っているのに。
小柄な人が「156センチだとこんな丈感」みたいに履いてるページはなかっただろうか。きっと地上スレスレでオシャンに着こなしているはず。
あでもそれでもいかん、自分160ちょいやん、ほら短足やん。
さぁ、もういい。自分が気に入った服を気に入った着こなしで楽しむのもファッションだし、私は私が似合うスタイルでオシャレを楽しみ、もっと言えば「あの人スタイルええなぁやっぱほんとにオシャレな人はあれくらいシンプルで良いんよぁ」とか言われたい。
モデルがくるぶしで履いてても全く関係ない。

まだ無印のズボンは買い足せないままでいる。


朝、用事で10分弱歩いた。で来た道を戻るとき、霧吹きのような雨が降り出した。なんせ霧吹きのようなもんやったけん気にしてなかったけど、ふぁ~みたいな音からポポポみないな音になってきたからさすがにこりゃいかんと思って軽く走った。
日焼け止めにお粉をぽん、眉毛ささーで仕上げたつまり手つかずの私のまつ毛に絡んだ霧吹きの雨が玉になった。
この時、ふざけんな子供のころはベビースターが乗ったまつげやぞ、と気分が荒々しくなったなのはなんでだろう。
いいこともあった。家に帰ってブラとパンになり、脱いだ服をファブっていたとき、腸が動いて、いい便意をお迎えすることができた。
私も、やればできる。この場合はやればでる。でた。


夏バテにはクエン酸だと姉が教えてくれた。
なにせバテとんよ、おひるごはんに連日「うどんオクラめかぶ納豆魚粉酢まぜ麺」を食べてもまだ全然粘れる兆しがない。本当はブルダック炒め麺カルボとか日清トムヤムクンとか食べたいところを粘り麺にしとるんやけど。
早速クエン酸を楽天で購入、商品が届くのを楽しみに待ってるところ。
飲むのよし、掃除よし、お風呂よし、シャンプーよしという
クエン酸初心者にはもはや気持ち悪いよし具合。
重曹と混ぜてソーダにしてますというレビュー、へぇー!
クエン酸重曹セスキは我が家の必需品ですというレビュー、ほほう。
クエン酸が当てはまるのか分からんけど、健康食品とか健康サポートサプリとか、あの類はおもしろいね。欲しいよね。いまファンケルを飲み終わったのがあって、続けたほうがいいのはそう思うんやけど、他も試したいし、全部買うほどお金ないしで、そうね結果楽しませてもらっています。

今日もまた、おひるごはんとばんごはんを考えながら。


先日クセの強いくしゃみをする人を目の当たりにした。同じく目の当たりにした側の数人は一瞬、どうしようみたいな感じになったけど、私はちょっとニコッとした。そしたらくしゃみした人側の人が「やっぱおかしいですよねくしゃみ」ってアハハって感じで話してくれた。「いえいえ、尻上がりなの、いいですね、縁起が良くて」と返した。この間くしゃみさんは4発目との駆け引き中だった。「おっと、そりゃよろしいことで」となり、くしゃみした人もテへへと笑っていた―――。

これ大丈夫よね、嫌な感じやないよな、帰ってからすっごい不安になった。
ただでさえ私は調子こきでつい余計なことを喋ることがある。
私のひとことでくしゃみした人は傷ついたかもしれない。尻上がりで縁起がいい、なんそれでた調子こいとる。そもそも人のくしゃみを拾うなやってことよ。
でも、けど、あの瞬間あの場はとても明るく楽しい雰囲気だった。くしゃみした人も多分、あれは本当に普通に笑ってる感じだった。
私が心配性なだけだと思いたい。次、くしゃみした人と会ったときに「すいませんくしゃみの時、あれ嫌だったことないですか」と掘り返すほどの話でもないことがまたつらい。

心軽やかにケセラセラできる日が私に来るのだろうか。

今日の昼はトムヤムクンが食べたくなった。

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