統合失調症者のナラティブの特徴
物語とは何かということをずっと考えている。もうちょっと踏み込んで言うなら、わかりやすい物語とわかりにくい物語の違いというのはどのへんにあるんだろうというテーマをずっと考えている。その中で、ふと統合失調症者の語りというのは分かりにくい、ということを考えこの論文を読んでみた。
Self and narrative in schizophrenia: Time to author a new story
統合失調症における自己と物語:新しい物語を書く時
この論文によると統合失調症者の語りは時に分かりにくいが、その原因として主体者(エージェンシー)としての感覚の混乱や、それによる因果関係の混乱も影響しているのではないか、また物語ること自体が自分の人生に対する認識を更新し、治療の好ましい結果につながるのではないかと。
Q: 具体的なところをもうちょっと知りたい。
明日目を通す論文:
Disordered Discourse in Schizophrenia Described by the Structure Building Framework
構造構築フレームワークによって記述される統合失調症における無秩序な談話