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なぜ愛する人を傷つけるのか?オキシトシンの攻撃的側面

愛のホルモンが暴力につながるとき:オキシトシンは、高特性の攻撃的な人々の間で親密なパートナーの暴力の傾向を高める

When the love hormone leads to violence: oxytocin increases intimate partner violence inclinations among high trait aggressive people

ドメスティック・バイオレンスという言葉があるが、人はなぜ愛する人を傷つけるんだろうか?

それは愛がないからだろうか?あるいは愛がある故なのだろうか?

今回取り上げる論文は、愛情ホルモンオキシトシンを投与したときに、どれだけパートナーに対する攻撃行動が増すかについて調べたもの。

実験ではカップルの片方にオキシトシンを投与し、もう片方の長髪行動を受け、その時の攻撃衝動について回答させている。

結果としては、もともと身体的攻撃性の素因が高いものは、愛情ホルモンオキシトシンを投与されることで攻撃衝動が高くなることが示されている。

なぜ愛情ホルモンオキシトシンが攻撃行動を増すのかという理由については、暴力行動を通じてパートナーが逃げ出す可能性を低下させ、関係を強固にできるからではないかということが述べられている。

Q: オキシトシン以外にドメスティック・バイオレンスに影響する生物学的因子はないんだろうか?

明日目を通す論文:

近親者間暴力の世代を超えた伝達における 生物学的ルーツの証拠

Evidence for biological roots in the transgenerational transmission of intimate partner violence

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