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瞑想で風邪を引かない?

Meditation or exercise for preventing acute respiratory infection: a randomized controlled trial
急性呼吸器感染症を予防するための瞑想または運動:ランダム化比較試験

昔っから体は弱かったが、歳を重ねるに連れて風邪を引きやすく、また治りにくくなったのを感じる。

仕事が頭しか使わない商売なので、風邪で頭が回らなくなると途端に生産性が激落ちしてしまう。

この体の弱さをどうにかしたいので、毎朝走ったりヤクルト飲んだり玄米食べたりといろいろはしているのだけど、正直劇的に良くなるというわけではない。

そんなわけで昔やっていた瞑想を再開しようかと思い、この論文を読んで見る。

この研究では、50歳以上の健康な男女150名を対象に、1日45分の瞑想(+週1回、2時間半のグループセッション)、1日45分の運動(+週1回、2時間半のグループエクササイズ)、対照群(特に何もしない)の3群に分け、風邪の引きやすさ(介入期間中の回数)、風邪を引いている期間の長さ、風邪の重症度、免疫関係の生理学的指標(インターロイキン8など)について調べている。

結果を示すと対照群と比べて、風邪をひく頻度は運動群で29%、瞑想群で33%低く、風邪を引いている期間は運動群と瞑想群で共に43%低く、風邪の重症度は、運動群で31%、瞑想群で60%低い。

これだけ見ると、瞑想やらない手はないなとは思うが、毎日45分というのは結構きつい。

Q: もうちょっと短くても効果が出るんだろうか?

明日目を通す論文:
マインドフルネスに基づくプログラムの用量とうつ病、不安、ストレス、およびマインドフルネスとの関係:ランダム化比較試験の用量反応メタ回帰
The Relationship Between Doses of Mindfulness-Based Programs and Depression, Anxiety, Stress, and Mindfulness: a Dose-Response Meta-Regression of Randomized Controlled Trials

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