ウェブベースのメンタルヘルスプログラムは看護師のストレス軽減に有効?
仕事というのは1人でやるよりも2人がいいし、2人よりも3人がいい。生産性は掛け算なので規模が大きくなるにつれ、生産性もどんどんあがっていく。
とはいえ、1人でやる仕事と違って、人数が増えればそれだけ摩擦も増え、ストレスも増えてしまう。そのストレスを上手く裁けない職場は、せっかく人数増員で上がった生産性も下がってしまう。ではこういった職場のストレスを減らすためにはどのような方法が良いのだろうか。
今回取り上げるのは看護師を対象にしたストレス軽減プログラムの効果を検証したもの。
この実験では、看護師を無作為に介入群と非介入群に分け、ウェブベースのストレス管理プログラムを行っている。内容としては、
・ストレスの評価
・ストレスの特定
・ストレスの管理
・否定的なストレス対処を避ける(酒や薬物など)
・うつ病と不安障害の受診タイミングの示唆
・ストレスの軽減
などで、毎日アクセスするように指示された。結果として、
・看護ストレス尺度全体
・死と死の問題に関するストレス
・医師との葛藤
・準備不足
・他の看護師との葛藤
・仕事の負荷
・治療に関する不確実性
に改善が見られたことが報告されている。
Q:ストレス管理システムをきちんと使ってくれるためには何が必要なのか?この研究ではお金(プログラムへの参加で200-500ドル)を支給しているが。
明日目を通す論文:
人的サポートの 3 つのモードが、Web およびモバイル アプリベースのメンタルヘルス促進介入の継続と継続に及ぼす影響
The influence of three modes of human support on attrition and adherence to a Web-and mobile app–based mental health promotion intervention