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統合失調症者の語りのわかりにくさの特徴とは?

物語とはなにかということをずっと考え続けている。その中でも気になっているのが、「分かりづらい物語」とはなにか、という点で、これは統合失調症者の語りの特徴がヒントにならないかと思いこの論文を読んで見る。

Disordered Discourse in Schizophrenia Described by the Structure Building Framework
構造構築フレームワークによって記述される統合失調症における無秩序な談話

この論文によるといくつかの研究から統合失調症者特有の語りの特徴があり、それは、

・語りの3つの一般的な認知過程(語りの土台作り、情報のマッピング、起承転結的な筋の転換・シフト)
・2つの一般的な認知メカニズム(情報の抑制と増強)

に問題があることではないかとのこと。

Q: 起承転結の理解にかかわる脳機能ってどんなの?

明日目を通す論文:
Simultaneously Uncovering the Patterns of Brain Regions Involved in Different Story Reading Subprocesses
物語を読むさまざまなサブプロセスに関与する脳領域のパターンを同時に明らかにする


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