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【大学受験】受験に失敗した年にわたしがしていた事


こんにちは。オンラインで家庭教師をしているJOYです。

本日は!

自分の失敗談を書くのは少し恥ずかしいのですが、これをしてる人は要注意!というポイントがいくつかあるので、そのシェアです。ぜひともわたしのような失敗を繰り返さないでくださいね。


前提

わたしは、高2春の模試で偏差値40未満を取ったものの、浪人生活1年を経て第一志望の早稲田大学に合格いたしました。

現役の時にももちろん受験しているのですが、第一志望の早稲田大学はもちろんのこと、立教大学、駒澤大学などの併願校にも軒並み落ちまして、なんとか日本大学にだけ合格をもらうことができました。


現役時代は「間に合わない!」との戦い

勉強をほとんどしたことがないレベルから、いきなり大学受験を始めてしまったもので、高1くらいの始めた当初から「間に合わない!!」という気持ちとの戦いでした。

当初からなぜか志望校を早稲田大学と定めたものの、自分がしている勉強はずっと基礎の基礎。始めたばかりなのだからレベルが足りていないのは当然です。

周りに受験生がいない状態で予備校へ入ったので、入ったばかりの時はわからなかったけれど、予備校で同じ受験生の友人ができ始めると次第に、「あれ、わたしもしや志望校高すぎ?」と気づき始めました。

だって、予備校の友人たちは、わたしよりもっと上級のクラスを受講しているのに志望校はMARCHだったりするんです。そんな中、基礎の基礎クラスを受講しながら(しかもテストに合格しないせいで何周も同じ単元を繰り返しているレベルなのに)、志望校が早稲田大学。

わたし、もしや圧倒的に学力レベルが足らない?

この意識が強かったせいで、現役の時は常に焦っていました。

焦っていたわたしが当時していたことはこんな感じ。


① 自分の実力より上(志望校を目指すレベル的には適切)のクラスを受講する

② よくわからない事は理解せず、丸暗記する作戦を立てる

③ 具体的な計画の見直しをせず勢いで何とかなるだろうと突っ走る


焦っているとは言え、「なんという愚策!」と腹の底から叫びたくなるような事をいくつもしていたものです。

それぞれ何がまずいのかについて説明しますね。


① 実力以上のクラスを受講

これはもちろん程度の問題です。

テキストの内容が100%わかるレベルを何回受けたところで学力は大して鍛えられませんが、かと言って授業を受けても10%も理解できないようなクラスを受講し続けたって学習効率が悪い。

わたしの感覚でお話しすると、【テキストの内60-70%理解でき、残り30-40%はわからない】くらいがちょうどいい負荷です。

授業を受けた後に30-40%を身につけるというレベルが、わたしの学習効率としては最適だったんですね。

それなのに。

当時は、自分の理解度ではなく、「早稲田を目指すならこのレベルのクラスは受講しなくっちゃ!」という事が指針となってしまっていたので、授業を受けても50-60%以上わかんないクラスを受講し続けていたんです。


そんなに違うの?って思われた方!この違いはとーっても大きいんですよ。

まず、自分の実力よりちょい上レベルのクラスでは、「知っていたけど、実践で使えていない知識を、どう考えたら使えるようになるか」のトレーニングができます。

それに対して、自分の実力よりずっと上のレベルのクラスでは、「それそもそも知らないし、もちろん実践で使えないし、先生の解説もよくわかんない」という事態になりかねません。


知識を身につける事(インプット)はもちろん重要ではありますけども、受験勉強で絶対的に大切なのは、どうやってその知識を問題演習の中で発揮するか(アウトプットするか)です。

この方法が身に付かない限り、試験で点数が取れるようにはなりません。

そのためには、自分が今持っている知識を働かせる練習が不可欠なんですね。そしてこの働かせ方が一番効率よく学習できるのは、圧倒的に、自分の実力よりちょい上レベルの授業です。

ですので、志望校に合わせた受講選びではなく、自分の実力に合わせた受講選びがすんごく重要なんですね。


② 理解より、丸暗記

これは愚策中の愚策でした。

自分の体感では後半猛スピードで勉強をしていたもので、疲れてしまっていたんだなー、とも今では思うんですけどもね。

よくわからない事を理解するようになるのって時間かかるじゃないですか。つまり、「それがなぜそうなるのかを自分の言葉で説明できる」という状態なんですけども。

当時量が多すぎてめんどくさかったのと、時間がなかったのが組み合わり、「全部覚えちゃえばいいよね?」というストロングスタイルで進めることにしたんです。

これをするとですね。「見たことあるし何となくわかるけど、説明はできない」という知識を量産することになります。

これは大変危険です。なぜなら、こういう知識は、問題を解くときに役に立たないことが多いんです。

先程も書きましたが、知識を身に付けたところで、それをアウトプットできるようになければ問題は解けません。そして、なんとなくで理解しているものをアウトプットすることはちょー難しいです。

そして、丸暗記の弊害は、その知識に対しての理解がないために、記憶から零れ落ちやすいという点です。

受験って覚えることが山のようにあるじゃないですか。理解した上で覚えたものと、単純に覚えたものでは、記憶への定着力が段違いなんですね。ただ覚えたものに関しては、悲しいかな、信じられないほど忘れやすいです。

この点からも、丸暗記は本当に学習効率が悪い。


③ 勢いで突っ走る

はい、そんな方は一回止まりましょうね。

事故起こしますからね。

何かわかんないけど、「現役マジック(現役時代に起きる実力以上の大学になぜか合格しちゃう奇跡)」があるというし、なんとかなるっしょ♪

という気持ちで突っ走った結果、盛大に転んだわたしの話を聞いてほしい。

奇跡とはめったに起こらないから奇跡と言うのであって、あなたがそのパターンに入るかどうかは運任せでしかないし、運に任せて大学受験をするのはギャンブルしているようなものなので、心の底からオススメしません。

受験勉強にとって大事なのは、計画と見直しです。

志望校を目指す長期的な目標の他に、この時期の模試ではこのくらいの点数を取るという中期的な目標、来週までに〇〇をするという短期目標が組み合わさった上で、

自分のスケジュールやメンタル的な負担を考えた上で、日々の学習計画を立てるのです。

模試の成績が目標よりも悪かったりしても大丈夫。自分の今の実力を踏まえて、志望校に合格するための具体的に何をしていくかを考えることが重要です。

不安の気持ちに向き合ってこそ、落ち着いて受験勉強できるというもの。決して闇雲に焦ったり、根拠のない自信を持って安心(油断)している場合なんてないのです。


全てを見直した浪人時代

わたしとしては、地に足のついた学習を進めたのが、浪人時代です。

本音を言えば、現役時代のやらかしについては、頭の片隅で「このままではマズイ。今更修正できない。やばい。」という考えがあったんですね。

そのおかげで浪人生活に入る時に、今までの考えを捨てて、一歩一歩着実に行こう!という決断をスルッとできました。笑

その結果、第一志望校にも合格できたので、やはり「気持ちとか勢い」ではなく「着実な学習、そして計画と実践」だな、と思った次第です。


まとめ

以上述べたようにですね。

アウトプットを見越した学習、そして自分が最も効率よく学習できる計画を作り実践するということが、合格する上でとっても大事ですよ。

みなさんの学習計画は大丈夫ですか?


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どんな感じか知りたい方は、まずは体験授業を受講してみてくださいね。


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