美しい猫 6 : 保護に向けて
自由を謳歌する
頭のないスズメの死骸は
白猫が原因なのは間違いないと確信しました。
7月初旬に網に絡まっていたのは、早朝に餌を食べに来たスズメを捕まえようと
プランターの陰で待ち伏せし、飛び出したところ手前の網にかかってしまい
抜け出そうと暴れて絡んだのだと考えられます。
再び白猫を見かけるようになったのは、この件の数週間後くらいから。
スズメの死骸を連日見るようになり猫の仕業かもと
疑い始めた頃でした。
白猫は空腹のあまりスズメを捕まえ食べて生き延びていたんだと思うと
可哀想になりスズメ好きの私はその時は複雑な気持ちになリました。
スズメも子育て中で
子雀を連れて来ていたので猫にとっては捕まえ易かったのかもしれません。
死んでしまったスズメ達には可哀想で申し訳ないけれど‥
白猫がウチの庭に来るようになり出会えた事、家族になれた事は幸運でした。
だってウチの旦那さん大の猫好きで昔に猫を飼っていて猫を恋しがってたから。
そんな旦那さん
捨て猫と分かってからは毎日カリカリをあげていました。
白猫を気にかけてくれていた隣の奥さんも可愛がってくれて心強かったです。
奥さんは生き物が大好きで今は個人で少し保護のお手伝いをしている方です。
その当時は犬を数匹と猫を2匹、家で保護されてました。
台風が近づいた時も(うちでは動物嫌いの母親と同居していたのですが)
母に内緒で2階の部屋で一晩避難させる事に‥
この時もお隣の奥さんが猫トイレを貸してくれて助かりました。
外の物置もうちと隣の物置がちょうど並んでいたのでどちらも使えるようにと
2軒の物置を少し開けて中に寝床を作り猫ご飯も置いて共同で保護する事になりました。
ある日、猫を抱っこした私の服が血だらけに!ノミの血液でした。
白猫はノミだらけでしたが、いつの間にかお隣さんがお風呂場で洗ってくれて
ビックリするくらい綺麗な白猫になってました。
みんなで、真っ白だったんだねー。ちょっとグレーが入っていると思ったと笑い合いました。そんなお隣さんに恵まれ本当に良かったです。
白猫は日に日に元気になり丸々太って自由を謳歌していました。
食べる物もある。寝床もある。好きな時に出かけてよく朝帰りしてました。
たまに三毛猫ちゃんを連れてきたり。
秋になる頃
気になる事が出てきました。うちの前は結構車が通っていて事故の心配。
あと、喧嘩するのか傷を作って帰って来たり、寝床を防寒対策しているとはいえ
冬が厳しいのではないかと‥
お隣さんは保護犬保護猫を多頭飼いされているので無理だし。
何よりも旦那さんがもう離れる事が出来なくなっていました。
事故するかもしれないし、飼い猫だった猫は冬は越せないと、
旦那さんは強い意志で家猫にすることを決意してました。
ただ、家猫にするには大きなハードルがありました。
次回に続きます
✨上手くまとめれなくて長くなりますがよろしくお願いします