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「自分が幸せになる事が1番の復讐」は復讐にはなりません

「復讐をしたって意味がないから、復讐はやめなさい」
「復讐は新たな復讐を生むから、復讐はやめた方がいい」

と復讐をやめさせようとするセリフを腐る程聞いてきましたが、はっきり言ってこれら2つは綺麗事です。

意味を見出して復讐するものでもないし、新たな復讐が生まれたとしても自分としては知った事ではないからです。

一方で、タイトルの通り「自分が幸せになる事が1番の復讐」とここ数年で聞くようになりましたが、あなたはこの意見に対してどう思いますか?

私は、基本的にはこれも綺麗事だと思います。
今回は、「自分が幸せになる事が1番の復讐」が綺麗事だと思う理由と、
条件付きで復讐になるケース、そして最大のメリットを述べていきます。


【綺麗事な理由:相手は自分など気にしていない】

見出しの通り、「自分が幸せになる事が1番の復讐」が綺麗事である理由は、相手は自分の事など気にしていない(忘れている)からです。

例えば、学生時代のいじめの被害者と加害者。
いじめはやられた方は覚えていて、した方は覚えていません。

その為、いじめ被害者がどんなにいじめ後の人生が豊かになったとしても、加害者からしてみればノーダメージどころか、被害者の存在自体忘れているので、なんの復讐にもなっていないのです。

【「自分が幸せになる事が1番の復讐」が復讐になる場合】

「自分が幸せになる事が1番の復讐」が復讐になる場合は、相手が自分の事を気にしている時です。

相手が自分の事を気にしている時は、自分が幸せになればなるほど、相手にダメージを与える事ができるからです。

しかし、大抵の場合は、相手は自分の事など目にもくれません。
レアケースなので、現実的ではありません。

【「自分が幸せになる事が1番の復讐」の最大のメリット】

今まで述べてきた通り、復讐の観点からすると、自分が幸せになってもほとんど意味がありません。

しかし、視点を変えれば自分が幸せになることは、最大のメリットになります。

では、どのように視点を変えるのか?
相手ではなく、自分が成し遂げてきた事そのものに着目する事です。

例えば、仲の良い友達ができた事、分かり合えるパートナーがいる事、仕事ができている事など、何でも構いません。

「自分が幸せになる事が1番の復讐」と信じてスタートを切ったかもしれませんが、自分が成し遂げてきた事は、復讐ではなく自分の人生を有意義なものにしてくれたという事です。

【最後に】

「自分が幸せになるのは勿論良い事だけど、結局相手に復讐する事はできないの?」

ここまで読んだあなたは、そう感じたかもしれませんが、復讐する事はできます。

ただ、何をもって復讐とするかを、しっかり定義する必要があります。
復讐の定義付けや、効果的な復讐の方法などは、またの機会に記事にする予定です。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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