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金と愛 親子ってなんだろうか。

それでも親に感謝し続けられるのだろうか。


昔から、うちの親はひどく怒りやすかった。

幼少期の頃から祖母とよく喧嘩していた。

特にお金が絡むとひどかった。

うちは貧乏だった。

大喧嘩の後に丸めた一万円がゴミ箱に捨てられていた。

うちの親は本当に怒りやすかった。

毎日酒を飲みタバコを吸っていた。

いつからか親の顔色を窺うようになっていた。

「今日は機嫌がいいな、今日は怒らないな。」

そんなことばかり考えていた。

高校生になってから、親は私からお金を借りるようになった。

キャッシュカードを預けていたこともあった。

(これは今になってもトラウマだ。)



大人になった今、うちは資金繰りが厳しいらしく

給料日は多くの給料を家に入れている。

いつも感謝はしている。

しかし、どのくらい借入があって何に支払っているのか

聞いても「お前に教えても無駄」と言われてしまう。

新卒になって初めてのボーナスも半分入れた私は、

聞く権利がないのだろうか。



親には家事や掃除などしてもらっている。

考え方とすれば専業主婦ということだろう。

ありがたい。

ありがたいのである。

しかし、今までを振り返るとどうしても

していただいていることが、お金の見返りであるように感じてしまう。

親は「無償の愛」であるという。子供のためならして当たり前だと。

しかし、以前言われた、親の「ここまで育ててきてやった」という言葉が

愛という言葉を受け入れることを拒んでいる。

そんなことは言った覚えはないと親は言った。

言ったとしても、そういうのを言い合って

それでもお互い感謝して生きるのが「親子である」というのだ。

そういうものだろう?親子は。

これが親の考えである。


本当にそうなのか?

私は違うと思いたい。

親として、言ってはいけないことはあるだろう。

私は「ここまで育ててきてやった」という言葉は

死んでも子供に言ってはいけないと思っている。

そう思っていなくでも

子供の心には深く突き刺さるのだから。


親を嫌いたいわけじゃない。

しかし、すぐに怒り、機嫌を損ねる親。

毎日酒を飲み、動画を見るだけの親。

生まれ育った環境の問題ももちろんあるだろうけど、

好きにはなれない。

ごめんなさい。

親と会話ができない。

親と話すのが怖いんだ。


自分も親を手伝えなかったり

わがままを言ったりしてきた。

恩は返したいんだ。

育ててもらった恩がある。

なぜ素直にその気持ちを親に与えることができないんだろう。

それがすごく辛いんだ。





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