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【創作大賞2024オススメ】たったひとりの恋物語

こんにちは。鳴海  碧(なるうみ・あお)です。

「創作大賞2024」、本日最終日ですね。
鳴海は応募を済ませましたので、これから読者として、たくさんの作品を巡って応援したいと思っています。note初心者なので、どんな作品に会えるか楽しみです!

さて、本日は、表題の作品をご紹介したいと思います。

(ストーリーのご説明は割愛いたします。是非読んでみてください!)

こちらはですね…読者の年代層で、読み方が変わると思います。
比較的若い方には、両肩をわし掴みにされて「目覚めろ!」と揺さぶられるような衝撃かもしれません。

さほど若くない方は、自身の半生を振り返り、ひたすら胸が痛むかもしれません。

鳴海は、どちらかというと、後者に属します。なので、ひたすら胸が痛かった。と、同時に、頭がグルグルとしました。

主人公は幸せだったのか?不幸だったのか?
現実と虚構、どちらが「本当の人生」だったのか?
物書きとして、彼は救われたのか?救われなかったのか?

私は「最後に彼は、書くことによって救われた」と思っています。そう信じたい。

この物語を読みながら、私は、全く違うストーリーながら、フランソワ・オゾン監督の映画「ふたりの5つの分かれ路」を思い出しました。

この映画は、ある中年夫婦の、出会いから離婚までの5つのエピソードを、逆時系列で追っていく物語なのですが、まあ、ひたすら胸が痛いです。

そして最後に、「…え?ええ?うわあー、マジで?」という、オゾン監督ならではの、シニカルな結末が待っています。

何気なく選んだ路が、自分の人生を作っていく。
そのことを改めて思い知らされる、2作です。

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