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【PTA】会長の「イスとパス」

どうも、イリエモンです。

PTA活動未経験から都内の公立中学校のPTA会長になり2年目に入りました。

PTAのアレコレをこのnoteに書いています。


無くすには惜しいPTA

イリエモンがPTA会長になってから何度か「PTAは無くなってもいいんじゃないか」と言われることがあり、そのたびに漠然と「PTAを無くすのは惜しいなぁ」と感じていました。

一方、PTA肯定派の方々からは、PTAを無くさず継続すべき理由として「保護者目線での子供たちの教育環境改善」「保護者間や学校との交流の場」「事件や不祥事の対応窓口」「災害時の地域対応」など、会員が享受できるPTAの利点が挙がります。

もちろんこれらの利点は非常に重要なのですが、イリエモンとしてはこれらに加えて「PTA会長という立場」を地域に残しておくべきではないかと考えています。

PTA会長には「イスとパス」が用意されているからです。

PTA会長の「イス」

PTA会長のイス(椅子)とは、PTA会長の肩書そのものです。
このイスに座る保護者を概ねすんなりと学校や地域に受け入れてくれる貴重なイスなのです。

このイスに座る人がイリエモンのような(地元民ではない)よそ者であったとしても、校長、町内会、教育関係の地域団体、行政の方々は話を聞くべき人物として取り扱ってくれて、門前払いされることなく対話に入ることができます。

このイスには関係者と会話するための面倒な関係構築をすっ飛ばして、いきなり本題に入れるくらいのパワーがあるのです。

校長先生によるかもしれませんが、PTA会長ならいきなり校長室にノックして入ったとしても、それなりに取り扱っていただけます。

PTA会長の「パス」

つぎにPTA会長のパスとは、”Path"すなわち道筋のことです。
PTA会長になると地域の主要な関係者と繋がる道筋が用意されています。

PTA会長は、地域の行事や、関係団体との打ち合わせ、学校の充て職として参加する学校評議員会など、なんらか学校や地域との集まりに顔を出すことになりますが、ここでその地域の主要メンバーに会って顔見知りになることができるのです。

これらの集まりに参加する地域の方々は重なっていますので、もともと地域とのつながりがないPTA会長でも自然に人間関係を構築できます。

イスとパスはそんなに有用なのか

ここまでイリエモンが大切と言っていたイスとパスとは、地域や学校へのシード権付きの入口です。

多くの保護者にとってこの入口がそれほど重要とは感じないかもしれませんが、何年かに一度現れるであろう主体的に学校や地域と活動する保護者が、このイスとパスを活用できるように置いておきたいと思うのです。

そのために、PTAの活動はコンパクトでお金をかけない、ある意味まったりとした活動をベースとして、その年度に集まった人達が思い思いの企画を立ててその年度だけの活動をやればいいと思っています。

以上、1年ほどPTA会長をしたイリエモンのつぶやきでした。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
では、またっ!

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