マガジンのカバー画像

積ん読note

128
あとで読もうと思ったnoteたちの保管庫。積ん読は崩してもお気に入りは再度積んでおくかも。
運営しているクリエイター

#夏のオススメ

【試し読み】地獄楽 うたかたの夢

ジャンプ+で大人気連載中、累計発行部数130万部突破の大ヒット忍法浪漫活劇コミック『地獄楽』が待望の初ノベライズ!! 予約はこちら 9月4日の発売に先駆けて、試し読みを公開! あらすじ画眉丸と佐切が神仙郷上陸前に遭遇した敵とは!? 弔兵衛&桐馬兄弟はいかにして盗賊の首領となったのか!? 神仙郷上陸直後、杠はいかにして牧耶を殺害したのか!? 道場時代、典坐が士遠を師と仰ぐようになった理由とは!? 人気キャラクターの過去や、知られざる物語を満載の一冊!  それではお楽しみ

「2010年代、世界で最もSFを愛した作家」伴名練1万字メッセージ

8月20日に短篇集『なめらかな世界と、その敵』を上梓するSF作家・伴名練さん。発売後に公開予定だった「あとがきにかえて」ですが、届いた原稿の内容がまったく「あとがき」ではなく(本書のネタバレになっておらず)、それでいて一刻も早く世に広げたい熱量だったため、緊急公開します。何はともあれ、読んでください。(編集部) ※本原稿は書籍ではなく、SFマガジン10月号(8/24発売)に掲載されます。 伴名練『なめらかな世界と、その敵』 装画:赤坂アカ ーーーーーーーーーー あとがき

クリスチャン・ボルタンスキー回顧展 Lifetime @国立新美術館

この感じ、知ってる。 国立新美術館で開催中のクリスチャン・ボルタンスキー回顧展「Lifetime」の展示でのメイン一室ともいえる撮影不可の大きな展示空間での作品を観ながら、そう感じた。 それはフランスの大聖堂の地下にあるクリプトの雰囲気そっくりだった。 地下礼拝堂でもあり、地下墓所でもあるクリプト。あのすこし恐怖感を感じるクリプト内部に入ったときの雰囲気に、ボルタンスキーのメイン展示空間の雰囲気はそっくりだと感じた。 そこは死体なき死のイメージの安置所だった。 死体な

ブラックホールは蒸発して消える

光さえも脱出することのできない強力な重力を有するブラックホールは宇宙の中で永遠に存在し続けるのだろうか。一昔前まで、ブラックホールは周囲にあるものを飲み込んで、ひたすら質量を増やしていくものと考えられていました。 しかし、1974年にイギリスの理論物理学者スティーヴン・ホーキング博士が「ホーキング放射」という衝撃的な理論を提唱しました。 ホーキング博士は極微の世界の物理法則である量子論(量子力学)の考えを、極大な世界であるブラックホールに当てはめて考えました。 量子論に