月下随想(げっか ずいそう)【詩】【ポエム】⑩
小高い丘の上
暗がりの公園で
月をシーソーに のせてみました
オレンジ色した 上弦の月
” 今日のお月さまは おいしそう
卵がたくさん入ったクッキーみたいだ ”
欠けたところは お耳の長い あの仔が食べてしまいました
空想で お腹がふくらむ
食いしん坊な うさぎたち
満月の夜なら もっと明るい
でも…。
” 月の光で 本なんか読めないよ ”
ぼんやりと君の顔を照らす のみ
” 物事は はっきり見えないほうが いいんだよ "
自らは輝けない
引っ込み思案な お月様
今日もどこかであなたを見ています
青い地球の住人と 宇宙が溶け合う時
星には願いをかけ
月には 何を 託しましょうか
<後記>
☆「星には 願いをかけ」の一節は、もちろん、あの有名なディズニー映画の主題歌をなぞらえたものです☆
詩(ポエム)で、唯一無二の世界を作ります✨