見出し画像

なぜPC調達が難しくなっているのか、半導体不足との関係について

情報システム部の主要な業務の1つにPCの調達があります。コロナによるサプライチェーンの混乱や世界的な半導体不足からPCの調達に以前よりも時間がかかるようになってきています。今回はPC調達の現状と半導体不足について書いていきます。

PC調達の現状(2021年11月現在)

法人向けPCの調達は世界的な半導体不足から一部の製品ではリードタイムが最大120日になっている製品もあります。個人向けの数台であればすぐに手にできますが、数十台から数千台の調達が必要な法人においてはリードタイムが依然として長くなっています。ただ、2020年の新型コロナウィルスによるリモートワークの広がりがあり、その後の需要は一段落しているという状態でもあります。また、部品価格高騰により、需要が鈍化している為、今後半年〜1年程度は需要が低下するのではないかとガートナー社は見解を示しています。(https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/66071)

PC調達が難航している原因

PC調達が難航している原因は大きく2つあります。

● 世界的な需要増加
   - 2021年1月〜3月の世界パソコン出荷台数は約6990万台でガートナー社が統計を取り始めた2000年以来最大であった。
   - 新型コロナウィルスの蔓延による在宅の広がりと前年2020年の反動による需要増加があった。
● 世界的な半導体不足

半導体不足とは

様々なものの電子化が進んでいることにより世界的に半導体需要が高まっていることで供給が足りなくなっているというのが、半導体不足と言われているものです。例えば、自動車、ゲーム機、洗濯機や冷蔵庫までがスマート化しており、内部で半導体が使われています。様々なものが半導体を必要としていることまた、新型コロナウィルスにより、世界中で渡航規制やロックダウンにより部品製造がストップしたこと、リモートワーク用のPCや巣篭もり需要によるゲーム機の需要が一気に高まったことが要因となっています。

世界的な部品サプライチェーンの混乱も大きな原因の1つです。特にアジアでの渡航規制やロックダウンはPCメーカーの生産を困難にしています。


PC調達マネジメントをはじめ、情シスに関するお悩みの相談も承っております。少しでも興味をお持ちいただいた方は下記からお気軽にご連絡ください!


情シスに関わる悩みや課題のヒアリングやソフトウェアの検証等に使用させていただきます。