愛と優しさ
反省すれど後悔するな
どうもウクレレ小僧ジョウです。
Instagram,Twitterの僕の動画を見て、このnoteを覗いてくれた人ありがとうございます。
ごめんなさい、遅くなりました!
今回は友達のヒロと旅に行き、
そこで、愛と優しさを最大限に触れた話をします。
是非最後まで見てください!
鍋ヶ滝
目的地は家から70km先の鍋ケ滝。自転車で6時間かかる予定。行くためには幾つもの険しい坂と山を一つ越えなきゃいけません。僕らにとってはとてもキツいことです。
家から出発して1時間経ったくらいで山の入山口に到着。目の前を見渡すとあり得ないほど急勾配な坂。
先が思いやられるなと思いつつ気合を入れてスタート。
案の定めちゃくちゃキツいです!
足はパンパンだし、汗はダラダラ。
僕の自転車は15万円の自転車なのでどれだけキツくてもスピードは完全には落ちないが、
ヒロの自転車は2万円の自転車なのでもう歩いた方が速いんじゃないかというスピードしか出ないくらいめちゃくちゃ急勾配です。
どれだけ進んでも上り坂しか見えません。
ヒロと鼓舞し合いながら頑張って進みます。
ようやく山の頂上へ到着。
そこからは下り坂のオンパレード。
気持ち良すぎる。今までこんなに清々しい気持ちになったのは初めてなんじゃないか。頑張った甲斐があった。
そこで、僕はヒロとこんな話をします。
旅って人生と一緒だよな。
自分の進むべき道を行ってる時、最初はキツいし大きな壁にぶち当たるけど、そこで耐えて頑張り続ければ、いつしか壁を乗り越えて、下り坂のようにすらすらと物事は進むよな。
みなさんもこんな経験したことありませんか?
部活だったり、恋愛だったり、勉強だったり。
まぁそんな話をしながら山を下り、大観峰に到着。
僕のInstagramを見てくれている方は、分かると思いますが、
「阿蘇やばいやばい」の動画はこの大観峰で撮っています笑。
晴れの日に行ったらめちゃくちゃ景色が最高なのでオススメです!!
ちなみに、さっき思ったことなんですけど、
「阿蘇やばいやばい」の「阿蘇」の部分を観光地の名称に変えても使えるし、人の名前にすれば飲み会のコールでも使えそうですよね笑
まだ見てない人はリンク貼っとくのでチェックしてください!
https://www.instagram.com/p/B_byhUYHIF7/?igshid=gev0xyw8vc6u
脱線しましたが、これから目的地の鍋ヶ滝へ向かいます。ここからがこのブログの本題です!
大観峰から鍋ヶ滝は1時間くらいかかります。
山を下り終えて、後は平坦な道を行くだけ。
辛いことはもうないです。
と思っていた矢先、
目的地直前のトンネルを走っていた時、「ガタガタガタ」と嫌な音。まさか、パンクじゃないだろうなと、不安な気持ちを胸の奥にしまい、
このトンネルの道路がガタガタしているんだ。
このトンネルを抜ければガタガタは収まる。
と、自分に言い聞かせてトンネルを抜ける。
「ガタガタガタ」
終わった、、、
自転車を降り、後輪のタイヤをチェック。
よく見てみると、あちらこちらにひび割れがあることを確認。出発前にタイヤの状態を確認しなかった俺が悪い。普段から自己管理を怠っていた結果、パンクに繋がったなと。
しかし、僕はスーパーポジティブでドMなので困難にぶち当たると、最高な経験をしているな、めっちゃ楽しいと思えることができます。
ハハハ、ハハ、はぁ、。ヒロごめん。。
歩いて帰ることになるかもしれない、、。
さすがに落ち込んだ。
行きも帰りも70km。合わせて140km。
変わることのない数字。
歩いて帰るには絶望的な距離。
生憎、その日の天気予報は午後から雨。
現在AM11時。
山の中の雨ほど怖いものはない。
うわ、旅って人生と一緒だな。
頑張って壁を乗り越えて、うまく行ったと思っても何かハプニングが起きてどん底に落ちる。
俺の高校時代と一緒だ。
試合に出れなくて、頑張って努力してようやく選手権のメンバーに選ばれたと思ったら怪我をして試合に出るどころかベンチにも入れなかった。
今度高校サッカーについてnoteで書こうかな。
話を戻そう。
前日にある人の話を聞いた。
最近の若者は考えることをしない。
思考力が足りない。
この言葉を思い出した。
考えろ!考えろ〜、どうすれば帰れる?
ヒッチハイクか?いやこんなコロナの時期にヒッチハイクなんて馬鹿げてる。
車を出せる友達に連絡するか?いやここで頼ったら旅してる意味がない!
チャリンチャリン
前からママチャリに乗ったおじいちゃんを発見。
この町の人々に助けてもらおう!
声をかける。
「すみません、パンクしちゃったんです。近くに自転車屋さんありませんか?」
「○○自転車屋があるよ!あぁ〜でも、日曜日だしコロナだからここら辺のお店はどこもやってないよ」
「えー!」
の図がこちら。
そんなオーバーリアクションしなてくもいいよな
ってかよくそんなタイミングで写真撮ったな笑
それから○○自転車屋を詳しく説明してもらうためにマルミヤストアというスーパーに行ってそこで聞いてみるといいと言われおじいちゃんと別れた。
すごく優しかった。
言われた通りマルミヤストアへ行き、長谷川さんというおばさん店員に声をかける。
「すみません、自転車がパンクしてしまったので○○自転車屋への行き方を教えて欲しいんですけど」
「私が電話してあげるよ!」
と、自転車屋へ電話をかけてくれたが自分が乗ってる自転車は扱ってないから修理はできないと断られる。
そしたら、他にはないかと長谷川さんはいろんな店員へ聞き回りもう1店舗に電話をかけてくれた。しかし、そこも扱ってないと断られる。
この時点でなぜよそから来たガキンチョにここまで優しくしてくれるのかが全く分からない。
ここでヒロから阿蘇インフォメーションセンターに電話してみようとナイスアイデア!
事情を説明。くすくす電話の後ろの方から笑い声。
まぁそりゃ笑われるよな。
ここに相談してみるといいよとバスの観光会社の電話番号を教えてもらった。優しいなぁ。
観光会社へ電話。事情を説明。
現在地から阿蘇駅までの路線バスなら自転車を乗せていいよと特別に許可をもらった。阿蘇駅までは1時間以上かかる。それなのに、路線バスに2台自転車を乗せるなんて考えられるか?
またまた優しすぎる。なぜだ?
とりあえず、バスに乗れることになったのでさっきお世話になったスーパーの長谷川さんのところへお礼を言うついでにマスクを買いに行った。
「長谷川さん、さっきはお世話になりました。
無事にバスに乗れることになりました。本当にありがとうございました。これからバスに乗るのでマスクを買いたいんですけどありますか?」
「ごめんね、今マスク無いつたい(方言)
あ!おばちゃんのやつあげるよ!」
裏から新品の袋に入ったマスクを僕に1枚くれた。
(売り物じゃないよ、おばちゃんの私物)
ちょっと待て。優しすぎるよ、、
え?なんでこんなに優しくしてくれるの?
みんな優しすぎる。
意味がわからない。
優しさに触れすぎて、これ以上優しくしないでくれと贅沢な悩みを持ったのは初めてだ。
ここで思ったのが、この町の人々はみんなめちゃくちゃ優しい。愛情に溢れているひとばかり。
この人たちは僕に優しくしてあげようと思って接していない。
朝起きて、顔を洗い、飯を食い、歯磨きをする。
こんな朝のルーティンのように人に優しくするということが組み込まれているかのように思えます。
つまり、
人に優しくする=当たり前なこと
というのがこの町の人々の考え方なのかもしれない。
僕は人に優しくするとき少し下心があり、この人から好かれたいから優しくする、今の俺優しくね?なんて思ってしまいます。
みなさんも人に優しくしているとき、こんな風におもってしまうことありませんか?
ってかまず人に優しくしているという自覚はこの町の人々には無いんでしょう。根本から僕とは違う気がします。
それから、バスに乗り阿蘇駅へ到着。
まだまだ家までの道のりは長い。
家に到着するには阿蘇駅からまたバスに乗らないといけません。
事務所の人に事情を説明。
バスに自転車を乗せるには解体して専用の袋に入れなければいけないのだが、特別に解体せずビニール袋に入れればいいよと許可をもらった。
またまたまた優しい。
それからバスに乗り、無事に家に着いた。
これにて旅は終了。
こんなガキンチョに愛を持って接してくれて、見返りを求めない優しさにとても感動しました。
自分もこの町の人々のように愛情に溢れた人間になりたいと心から思った。
感謝の気持ちを伝えたいのでスーパーの長谷川さんとバスの観光会社に手紙を書きます。
おじいちゃんは書けないけど。
僕の気持ちが伝わるといいな。
目的地には着けなかったけどそれ以上のことを経験することができました。
何事も主体的に行動することで絶対自分にとって良いことが経験できます。
その経験を学びに変えることを今回の旅でできるようになりました。
いろんな人に支えられてるなぁ。
俺って幸せ者だ。
なにより、文句ひとつ言わず俺について来てくれた
ヒロにありがとうと伝えたい。
ありがとう
ウクレレ小僧ジョウ