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幕の内弁当という企画

プロデューサーとクリエイターの違い

今日は「幕の内弁当という企画」についてでお話をしたいと思うんですが、これはもちろん料理のお話ではなくて、僕のお仕事に関わる「プロデューサー」と「クリエイター」これについて触れたお話をしたいと思います。

僕はクリエイターではありません。
プロデューサーだねって最近言われることが増えてきたので、僕はもうプロデューサーなんだと思うようにしています。じゃあプロデューサーってどういう仕事かっていうと、世間一般的にイメージしやすいのはテレビの業界ですかね。テレビプロデューサー、番組プロデューサー。企画の立案、予算の管理、スポンサーさんとの交渉、出演者さんとの交渉など。つまりそのプロジェクトの総責任者、それがプロデューサーです。ディレクターっていうのはその部下にあたると言いますか、現場の責任者って感じかな。クリエイターっていうのは、その一つ一つの要素、クリエイティブの部分の制作に関わる人。なので、全体を見てるかって言ったらそうではなく、その道のプロ、職人みたいな、技術屋さんみたいなイメージが強いかなと思いますね。

もうちょっと違う例えで言うと、例えば野球。
野球で言えば9つのポジションがあって、それぞれのスペシャリストがチームとなって戦っているわけです。だから、例えばピッチャーもそうだし、キャッチャーもそうだし、それぞれのポジションのスペシャリストをビジネス界隈ではクリエイターと言っている。で、そのチームを監督しているのが、プロデューサーでありディレクターですよね。例えば、現場の監督、チームの監督で言えば、ひょっとしたらそれはディレクターで、その現場のチームを運営している会社にいる人がプロデューサーに当たる人になってくるのかな。予算管理とかもするからね。そんなイメージです。あくまでイメージの話です。
ただ、伝える人に伝える時に、この例えが分かりやすいという人もいると思うんですけど、もっと身近な存在で、何か違った例えがないかなって、ぼんやり考えていたら、幕の内弁当というのが急に降ってきて、それを例えてお話したいと思います。

幕の内弁当の例え

幕の内弁当はご飯があって、副菜としておかずが何種類も入っていて、それを幕の内弁当としてお届けするから、これは手に取りたくなるわけじゃないですか。でも、ご飯だけとか、おかずだけでお届けしてしまったら、それぞれを消費者の皆さんは買わなきゃいけなくなるわけですよね。そうしたら結果として、購入金額が上がっちゃうかもしれないし、1つにまとまっている買いやすさがあるから買えるのに、それがないと別のものに流れてしまうこともあるわけじゃないですか。だから、幕の内弁当という企画商品をお届けするというのがすごく価値があるわけですね。プロデューサーというのは僕はその役割だと思っています。
クリエイターさんというのは、すごく美味しいご飯を作るとか、美味しいおかずをこだわった素材で作るとか、こういったところには長けていると思うんですけど、幕の内弁当として売り出すという企画だったり、この届け方というのは、そこは多分仕事の範疇外になってくるのかなと思っていますね。

そう考えると、非常に分かりやすくて、どっちも大事なんだということがよく分かってきます。それぞれの立ち位置であったり、必要なスキルだったりが違ってくるわけで、どっちがいらないとかそういうことではないですよね。もちろんニーズが明確で、お米だけ欲しいという方に関しては、クリエイターさんが直でつながることは当然あるでしょう。例えば、分かりやすいのは会社のロゴが欲しいといったら、プロデューサーをかませる必要はないですもんね。クリエイターさんと直でつながっていたとすれば、そこに直接依頼をかければいいだけなので、プロデューサーはそこには必要はないということです。

そう考えると、僕の今までの人生を振り返ってみると、立ち回りがそもそも自分の人間的な特徴もあるのかな、やっぱりプロデューサーっぽいなと思います。最近も身近な人にも言われました。絶対プロデューサーだよねって言われましたね。そう思うようにしています。そうなってくると、自分に必要なスキルは何なのかがよく見えてくるので、そこをもっと深掘りしていかなきゃいけないなとなってきます。

自身のスキルについて

こうやって言葉にしてアウトプットすると、自分の脳みそに働きかけるから、その意識がどんどん深まっていきますよね。ということはつまりは、日頃情報を取るときも、プロデューサーに必要なスキルや情報にアンテナが立つようになるので、その情報をキャッチできるようになるという循環が生まれてくるものだと思います。先日もキンコン西野さんが福岡で開催された「プロデューサーサミット」というイベントに登壇していました。そのアンテナが立つとこうした情報が入ってくるようになるし、やっぱり行きたい!って思うようになりますね。こうしてどんどん自分に必要なことを引き寄せていくんですね。

植物まわりのプロデュースはもちろん引き続き続けていきますが、僕の人生における関心というのは植物だけではありません。人生において当然植物以外にも時間を使うわけですから、そのほかの関心事についてもプロデュースに関わるお仕事ができたら楽しいなと思っています。そうすることで今まで、そしてこれからも増えていくだろう人脈や情報をフル活用できるんじゃないかとワクワクします。

この辺りの内省は絶賛進めているところですので、また近いうちに進捗ご報告します。

それでは今日も元気にがんばローズ🌹