渦中

引きこもってる感覚も無く
引きこもってる僕たちは
こと更に
言葉に依存していく

体も
表情も
凍りついたまま
感情だけが振り切れず
揺れ続けている


何故か急に思い出した
ゲームセンターにいくつも置いてある
種類の違うお菓子が
散らばっているクレーンゲーム

落ちそうで落とせない
不思議なくらいに落とせない
あのゲームの
カラフルなお菓子たち

あれって売れそうで売れないミュージシャンみたいじゃん、って。


この頃は人生を多面的に見る事も
うまくなった
しんどい事も増えたけど
その分楽しい事も増えた
増えた分だけ忙しくもなったけど
結局の所
目の前の課題をこなしていくだけ
そういう風に思えるようになった事を
俺は幸せと呼んでいいと思う。

おはよう
こんにちは
いただきます
ありがとう

大切なものや人達と過ごす時間


人生をマラソンに例える事も
少なくなったけど、何にしても、だ。
貴重な3分間を僕らは
見送った
君とならそれも良い。

次は何をしようか。

[2021.02.08.北堀江club vijonでの深居優治ラストツアーにて書いた詩]
photo by etsu



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