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おなす🍆の煮浸し~遠い子育てを思い出しながら

うだる猛暑がとまらないです。

ここんところ、寝れぬほど日増しに痛みがます右肩に苦しんでます。

本日、腱板損傷と一番聞きたくなかった診断がおり、ド~ンヨリ。

パラリンピックすごいわ……と、こうなって、しみじみ横目で眺めるヘボい私。

この【おなすの煮浸し】は、腕をまな板まで、普通にあげられるときに作った(女々しい言い方)、先週のおかずです。

特にエアコンのない小さな某個室。不自由な片腕でモタモタしてると熱中症になりそうです😅

数日前に「おなすの煮浸し」を投稿するつもりで、ほぼ完成したまま、下書きにほりこんであったのを、今日はポチポチと完成させました。

途中、書き出すと止まらなくなった余談があります。

キッチン手順を追いかける方には、邪魔な配置です、すっ飛ばしください。

美味しい夏野菜を楽しみましょうね♡

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①切り込みを、いれる。

最大のコツはここ。細かく、そしてちぎれない程度に深く。このあと、味がよく沁みます。

省略可→時間があれば15分ほど水に放してあく抜き。→水気をふく。

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②炒めます。

オリーブオイル、これくらい。

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③皮から焼き目をつける。強火で。箸で位置を変えながら、裏も強火で焼きます。

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裏返したら、もう一度オリーブオイルを大さじ1ほど、足しましょう。

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④表裏に焼き目がついたら、お出汁で煮ます。

おなすの高さ2/3くらいまでジュッと、お出汁をいれます。

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【余談】お出汁は、だしの素でもいいです。私は、お気に入りの「おばんざいのもと」出汁パック(京都の三寧坂の七味屋さんのもの)を20年以上、使っています。写真の後ろに写っているお鍋はお出汁。弱火で煮出して、寝る前に残りを冷蔵庫へ。この「おばんざいのもと」は、パックを破って中身をそのまま使っても、ざらつかず、美味しいので、お出汁難民には毎度オススメしています。
お出汁は、おでんや煮物の命、とわかってはいますが、育児真っ最中には、そんな悠長なこと言うとれん^^;ですよね。現在、闘うママさんたちも、いつか落ち着いたら、お出汁のよさを楽しんでくださるとうれしいです。

【お茄子の煮浸し】なのに、なんの話やねん!という【長い余談】が以下に続きます。

レシピに関係ないので、お料理中の方は、次の手順⑤まで、すっ飛ばしてください。

【長い余談】おなすの煮浸しを大量につくっていた頃を思い出しました😃💓
【我が家の子育て事情】息子二人が3才と1才のとき、夫の実家で同居が始まりました。義父母の他には、認知症の祖父母もいて、4世代同居でした。日に何度も「うるさいぞ」と同居の義父母。私が気を遣いすぎて、「階下に響くから静かにね」「畳の部屋でミニカーを押して遊んじゃダメ」etc.。それに加えて、義父母のしつけ自体も厳しかったのです。今思えば義父母も、義祖父母の介護で大変だったのでしょうね。。。
同居スタートから2年がすぎ、次男3歳の時、可愛い声が時々無音の口パクになり、とうとう全く声が出なくなりました。駆け込んだ小児科で言われたのは「原因は心理的なものなので、マヒなどからくる機能障害とは全く別のアプローチが必要」とのことでした。機能障害と違い、心理障害の小児分野は、確立されておらず、指導者が少ないと、ため息をつかれました。
当時はまだ市民権がなかったカウンセリング、しかも限定的な指導をもとめ、人伝に信頼できる先生へたどりつきました。先生曰く、「5才の長男にも、表に見えないだけで同じくストレスがあるはず。長男は用心深く、やけにヒステリックではありませんか?(実際はもっと細分化された内容でしたが)」。大当たりでした。
先生のもとへ、基本的には私一人で毎週通い、4回に一度の頻度で子供たちも先生に会いました。「親としてどうあるべきか」の心理学の個人指導を2年間、受けました。テーマは心理学的な環境調整です。とりあえず「子供たちに対するすべての指示・命令・禁止をやめること」。
心理学でいうところの専門用語はさておき、「禁止が多いことで自己の存在に価値を持てないでいる。居ていいんだよと心から自己価値をもたせ、それを自覚させるための環境調整」。そして「このまま成長したら、思春期に自傷行為を起こす」「すべて母親のせいです」と恐ろしい診断。必死で学びました。先生は【カウンセラーを育てる学校の教授】だったので、直接親を指導する機会は稀有。そのせいか、指導の言葉はたいへんストレートで「母親のせいです」と毎回聞くたび、メッタ斬りでしたが、わかりやすく、きちんと理解するためには必要な剣でした。
環境調整下では、お菓子もおもちゃも欲しいと言ったら買わねばなりません。夜更かしも寝坊もワガママ放題にさせるのです。ワガママを言うまでには、大人の顔色を伺いながら、1か月ほどかかりました。”ほんとに怒られないか?“と大人を様子見し、信用してワガママを言うまでの必要期間です。(その次は、果てしない強烈な反抗期、火をさわり、水を撒き散らし……)。すべてが先生に言われた通りのスケジュールで、ものごとが展開し、進行することに驚きながら、信頼を深めました。
私たちは、まだ若く、今ほどには自由がききません。要は手許不如意。5,000円の玩具より、なるべく、軽いものでおさまるように、3才5才の園児をつれて、駄菓子屋へ日参しました。すると「買わなきゃならないと思わせる行為だ!」と、先生に叱られました。行きたいと言ってから行かねば意味がない、と。そして、禁止・指示していいのは「命に危険が及びそうなとき」のみ。
夜更かしも買い食いも、おねだり全て受け入れる。ついに玩具のCMをみて「これが欲しい」が始まりました(これも想定内)。散財の日々スタートです。
当初から、「そんなやり方で、しつけはどうするんだ!」と昔かたぎの義父(厳格ながら根はとてもいい義父です)は、ついにカンカン。理解を求めて、涙のお願いを幾度となく重ねましたが、とうとう義父は、「おまえはマインドコントロールされてる!そのヤブ医者に会わせろ!」と先生のもとへ乗り込みました。先生と義父の壮絶な言い争い😅の結果(どちらも、かなりのおっしゃりようw)、義父がしぶしぶ折れて、とりあえず協力してくれることになりました。孫のことはもちろんですが、ストレスで嚥下障害になっていた私のことも、心配してくれていたのです(義父は6年前に空に移住😢)。
ただ……この方針でいくことは、固く決意していたので、もし納得してもらえなければ、環境調整のために、家を出る覚悟を内心決めていました。なので、ある意味どうなってもよい気分で、60代の【たたかい】を見ていました😅でも、あ~よかった(引っ越しは大変すぎる)。
半年が過ぎ、指示・命令以外の方法で、うまく歯磨きや起床へ導くことができるように私自身が変わってきました。
その頃には、長男も落ち着いてきて、次男も言葉が出るようになりました。
ある日、幼稚園の帰り道、お友達の園児が遊びにきました。その子のお母様のお迎えが来ましたが、帰りたくない様子。長男いわく「泊まっていってよ」→お泊まり決定。
それが何度か繰り返され、いつでも泊まりにいってもいいお家、と認識された我が家には、毎日誰かがとまりにきます。どんどん息子たちが明るく変わっていき、私はお泊りを受け入れ続けました。
小学生でスポーツを始め、仲間が増え、来る人数も食べる量も、うなぎのぼり。なすの煮浸しは、この頃よく作り置きしていました。大鍋で、豚バラも足して濃い味で。
いやだ!と子供たちがしっかり大人へ反発できるようになった頃、先生からは「指導卒業」していました。このワイワイした中で育つグループ保育?のよさを感じていたので、指示・禁止もたっぷり出しながら、できる限りの受け入れは、継続したのです。
ほぼ毎日。週に4-5日はどこかの誰かがお泊りに来ている日々。台所の大鍋料理は、すぐになくなる数年間。大変でしたが振り返ってみるとあっという間でした。
環境調整の、始まりは長男の幼稚園のとき。それは形を変えながらも、次男が高校を卒業するまで、続きました。その間、我が家の司令塔は私のみ。夫の単身赴任が多かったためです。もちろん、たえず共有はしていましたが、現実の苦労が同じではないため、比較的おおらかに、自由にさせてもらえたのは、ラッキーでした。そして、息子二人は伸びやかな桃太郎に育ちました、おわり。
今悠長に「おばんざいのもと」なんて使ってますが、そんなもん使う暇ないわ、という気持ちも、めちゃめちゃわかります。

さて、おなすへ戻します。


⑤次にみりん。お砂糖の代わりです。

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⑥そして、麺つゆで、味付け。

味つけを左右するのは、最初の味付けになる「みりん」。

みりんが多いと、バランスとるために、めんつゆの量も増えてしまいます。

最初のめんつゆ量を少なめに。

めんつゆは塩分が濃いので要注意です。この分量で、めんつゆ大さじ1くらい。必ず味見を2-3回して、ちょっとずつ足し、微調整します。

濃くなりすぎず、たくさん食べられる優しいお味になります。冷やすとさらに味が沁みて、濃くなります。

冷たい煮びたしは最高です。なかなか残らないのですが;;

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⑦最後に煮切ります。

焦がさないように~

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⑧完成。

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あとがき

我が家の立役者たち。

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いつも、キッチンでAmazonプライムをみたり、ラジオを聴いたりするので、お料理の時間を長く感じることがありません。

母も好きな煮浸し。差し入れ出来ない距離がうらめしい。早く帰省したい♡けど、いったいいつになるのやら・・・

🌼ありがとうございます🌼

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