毎日モデリングやってみた
初めましてソラシドと言います。
この記事は、Iwaken Lab. Advent Calendar 2023 16日目の記事です。
15日目はもふるねさんが記事を書かれています!是非ご覧ください
普段はBlenderを用いた映像制作やモデリングを主に活動しています。
今回は、私が2か月間毎日モデリングをしてきてどのようにやったのか、どのようなこうかがあったのかを紹介していきたいと思っています。
何卒宜しくお願い致します。
毎日モデリングって何?
まず毎日モデリングとはその名の通り毎日モデリングすることです。(自明)
ルールとしては
大体1時間に収める
ゲームで使用できる状態にする
SNS等に投稿する
という形で行っています。
こういう方におすすめ
これから紹介する方法は以下の悩みを持っている方に特におすすめです。
「Blenderのチュートリアルは一通り終わったけど、そのあと何をすればいいか分からない」
「長い作業時間だとすぐに飽きてしまう」
「自分のモデリング技術の程度が分からない」
Blender初心者の方からどうやってモデリングを練習すればいいか分からない方をターゲットに書いています!
具体的な進め方
①参考資料を集める
まず制作したいモデルを調べて資料を集めます。
この作業をリファレンスと呼びます。この作業を丁寧に行うことで、モデルを作る際の方向性がしっかりと決まりスムーズにモデリングをすることが出来ます。
例えば以下のようなサイトが便利です。
(検索キーワードは基本的に英語のほうがよりいい結果になりやすいです。)
①Pinterest
フリーの画像や映像投稿サイトです。ピンというコンテンツをグループ分けする便利な機能があるので、参考資料ごとにまとめるのが良いと思います。
②ArtStation
アメリカの芸術コミュニティサイトです。
名だたるアーティストの方々が作品を投稿していて、かなり参考になります
作品のクオリティが全体的に高すぎることで有名です
③Sketchfab
3Dデータを共有できるサイトです。
共有されたデータはぐりぐり動かすことが出来、表示方法も多数存在するのでモデル研究にうってつけです。
また、集めた資料をまとめる便利なツールとして、PureRefというアプリがあります。
少し癖はありますが、柔軟な操作性で資料のまとめを効率化できます。
(本記事のサムネイルもこちらを使用して作りました)
②モデリング
参考資料を見ながらモデリングを進めていきます。
1時間という短い時間なので、あまり凝ったものは作れませんがその代わり出来るだけポリゴン数を削減して効率的にモデリングする技能が試されます
このときにキャビティを表示するといい感じにモデルが表示されてテンションが上がるのでお勧めです。
③テクスチャ
次にテクスチャを貼っていきます。
モデルによって合う合わないがありますが、私はリアルよりの作風が好きなので、写真を貼りUV展開をしてシェーダーノードで加工しています。
以下私がよくやっている方法をまとめました。
①画像を集める
まずモデルに合いそうな写真を収集します。
使うものはサイトや写真、AI画像生成です。
おすすめのサイトはLatest Texturesです。
Regular Photos から良い感じの写真を探してきます。(Heavy Machinesが個人的には好きです)
AI画像生成は最近Bing Image Createrやイラレを使用しています。
②UV展開
まずキューブ展開で展開してから、モデルの整合性があうように面を移動していい感じにしていきます。ここでどうしてもモデルに合わない!となったら①に戻って写真を探し直します
③シェーダーノードを使って加工
次にシェーダーノードを用いてテクスチャを加工していきます。
テクスチャを複数使うとどうしても色味にギャップがあるので、そういった違和感を統一するようにしています。
・よく使うノード
RGBカーブ・・・色の濃さを変えられる
HSV ・・・色味や彩度、明度を変えられる
バンプ ・・・いい感じに凸凹をつけられる
④レンダリング
基本的にcyclesでレンダリングをしています。
カラーマネジメントをいじることで色味を変えることが出来るので、自分のモデルに合った雰囲気にしていきます。
Blender4.0からAgXというビュー変換やPunchyというルックが追加されたので、最近はそれらを使っています。
それでもイメージした色味にならない場合は、コンポジティングをしていきます。
↓おすすめのチュートリアル
⑤投稿
必ずSNSに投稿します。
投稿することで毎日やるモチベーションになりますし、色々な人に評価してもらえるので評価された作品とされなかった作品を見比べて、自分のモデルの研究にも役立てることが出来ます。
実際に行ってみた効果
①モデリング技術の向上
当しっかり実感出るレベルでモデリング技術が向上しました
下が最初のころの作品です
次に最近の作品です
2か月で、成長できたのではないかと思います。
まだまだ問題点は山積みなので、これからも精進してきたいです。
②自分に合った作風が分かった
毎日作っていると、上手くいくモデル上手くいかないモデルが出てくるのですが、それらを見比べることで自分がどういったモデルが得意なのか自覚することが出来ました。これは今後の方向性を決めるという意味でもかなり大きな効果だと思います。
おわりに
いかがでしたでしょうか?
Blenderを始めた方に対して一つの助けになれば幸いです。
もし何か疑問点等ございましたら、twitterの方にご連絡ください
ここまで読んでいただき、本当にありがとうございました!!!
次回は@donadonadonabeさんの記事になります!是非ご覧ください!
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