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中国の食事 ゲテモノというか好き嫌いのこと(記事17)

私は中国を拠点に生活していて、基本的には何でも食べるのですが、どうしてもムリなのが「ザリガニ(小龙虾)」です。

ザリガニは妻(四川人)がよく市場で買ってきて、子供たち(男女あわせて3人)と一緒に食べているのですが、私は手が伸びません。
原因は、小学生のころ学校で飼っていて、「きたない泥の中に住むイキモノ」というイメージがあるのと、しょっちゅうザリガニの死骸を処理するためにお墓をつくっていたから、かもしれません。

私以外の家族は「タニシ(田螺)」も好きです。

奥はザリガニ、手前の左はタニシ、右は手羽先や鶏の脚です

私も若い頃はタニシを食べていましたが、最近は食べる気が起きません。面倒くさいというのが第一の原因で、その他にも、近所の汚い池に似たようなイキモノが生息しているのをたびたび目撃しているから、という理由があります。

日本から来た人で、「鶏の脚(鸡脚、鸡爪、凤爪)」はイヤ、という人がいますが、私はまったく大丈夫です。ほとんどが骨なので少し面倒くさいものの(労力に対して食べる場所が少ない)、プニプニした肉感が好きなので私は普通に食べています。

火鍋は重慶が本場なので、留学していた頃からよく食べています。
火鍋といえば「毛肚(センマイ。牛の胃袋)」といった内臓系が欠かせませんが、「ブタの脳(猪脑)」もよく食べます。
ちょっとショッキングな写真だと思うので、まずはモザイクします。

気持ちの準備ができたら下の画像をどうぞ。
みたくない場合はササッとスクロールしてください。

ブタの脳は見た目がグロテスクですが、私は好きです。
ただ、ウンが悪いととても生臭いことがあります。

その他に、私がどうしても食べられないものとして「ドクダミ(鱼腥草)」がありますが、これも家族みんな美味しそうに食べています。
以前、家族で日本に帰った時、道端でドクダミを見つけて妻が「おいしそうだから持って帰りたい」と言った時はギョッとしました。もちろん、冗談でしたが。

中国の東北地方や雲南省などでは虫(サナギやサソリ等も含む)なんかも食べますが、我が家は食べたことがありません。さすがに妻や子供たちも虫系はダメみたいです。

日本人から見たら、「中国人は何でも食べる、ゲテモノでも何でもおかまいなし」という感じがします。でも、生で魚を食べる日本料理もかなりのゲテモノですよね。

香港で食べた日本料理です

私の妻も以前は刺身を食べませんでした。
そう言えば、留学していた街にケンタッキーができたばかりの頃、複数の中国人がハンバーガーから生のレタスをとって食べていました。果物以外は生で食べない、という習慣があるからです。

結局、「ゲテモノ」というのは、人によって変わるものなので、美味しいと思ったものを好きなように食べればいいのでしょうね。
そういう意味では、日本の給食で嫌いなものを無理に食べさせるというやり方(今はそんなことないのかな?)は、ちょっと違うのではないかと思います。
トマトやピーマンが嫌いなら食べなくていいじゃん、という感じ。
もしも「偏食はダメ」と言われてドクダミをムリヤリ食べさせられたら、私は人間不信に陥ると思います。

そんなこんなで、健康なうちに好きなものをたくさん食べたいと思っています。

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