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M型ライカでカメラを始めて良かったこと、苦戦したこと

私はライカのコンデジからカメラを始め、コンデジを購入した2週間後にM型ライカ(M10-P)を購入し使いはじめました😌

買った当時は人生で初めて100万を超える買い物だったので、非常に悩みましたがカメラを使い始めておおよそ1年半。

振り返ってみると、M型ライカでカメラを本格的に始めることが出来て良かったなと感じており、その理由と合わせて苦戦したところなどお話していきます。

まずM型ライカといえば、
・オートフォーカスが無い
・レンジファインダー機
としてのイメージが強いかと思います。

レンジファインダー カメラ起動時

このように、ファインダーを覗くと素通しの景色が見て、白いフレームとド真ん中にある小さい四角が表示されます。

この小さい四角を使ってピント合わせていくのですが、これが難しく購入した当初は苦戦しました...。

ピントが合ってない状態
ピントが合っている状態

また写真として写る範囲はというと、この一番外側にある白のフレームの範囲のみです。
(常に写らない範囲も見えている状態)

こういった条件の中で撮り続けて感じたのは、
何をどういう風に撮るかを考えさせてくれるということです。

夕暮れ時のシルエット
水溜りに落ちた光

ピントをどこに合わせるか、写真としてどの範囲まで写すのか、あるいは写さないかを常に意識出来るので、M型ライカを持つまでと持ってからでは写真の見え方が変わりました。

朝の光とオリーブ
街中に差し込む光

また同時に光と影の描写が凄まじく、光に対する意識も芽生えました。

M型ライカを手にしてから今まで意識していなかった事に意識が向き、ものの見え方が変化していったので受けた影響は絶大です。

苔や石に落ち込んだ光と影が美しい

今ではライカのミラーレス(SL2-S)も所有しており、ミラーレスの便利さに感動したと同時に、M型ライカで写真を始められて良かったなと思いました。

不便であるが故に写真とじっくり向き合う。

この本質的な大切さに触れさせてくれたのがM型ライカです。

もし私が他のカメラで写真を始めていれば、ここまで写真を撮ることは無かったかもしれないし撮り方も、もっと違っていたのかもしれません。

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