『マンガでわかる!片付け+収納術』の感想&解説
漫画家・宙花こよりさんの脱・汚家(おうち)実録漫画のレビューです。
◆基本情報
◆所感
本書は母子ともに「もったいなくて捨てられない病」「出したものは置きっぱなし」という汚家(おうち)・汚部屋(おへや)に住んでいた筆者が、マンガ制作用のペンが行方不明になり仕事が進まなくなった事件をきっかけに1日で脱・汚家を目指すという内容です。
著者の片づけマンガは全3冊発刊されており、「片づけ」本が2冊、「収納」本が1冊です。そのため「収納」については本書ではあっさりした説明になっています。
Kindle版も出ていますのでこれから購入される方は「モノを増やさない」意味も含めて電子版で入手されるのが良いと思います。
◆ポイント
◆汚部屋の片づけの手順
本書の片づけの手順は以上です。シンプルですね!
まずはブルーシートや新聞紙などの上に散らかったモノを出し、「今使っているか」「使わないか」で分別します。
「今」というのがポイントで、「もったいない」「いつか使う」という判断はNGです。
「もったいない」というのは一見モノを大切にしている様に思えますが、使わずに眠らせているというのは本来の役割を果たさずゴミにしてしまっているのと同義です。ゴミを捨てずに置きっぱなしにしていると思いましょう。
◆「いつかあげよう」も禁止
「いつか使う」と同じく、「いつかあげよう」も禁止です。
たとえば古い服や実家に溜まった百科事典、もらった側の身にもなりましょう。
「使わないモノ」を人に譲るのはゴミの場所を移動しているに過ぎず、リサイクルとは言いません。
人に譲るのであれば古いものではなく「新しいけど自分は使わないモノ」であれば、喜ばれる可能性が高いです。
◆古い本は開かず捨てる
古い本をいちいち開いていては掃除が進まない上、古紙には紙魚(しみ)というダニみたいな虫がついており、不衛生です。
今まで1回も開かなかった本は、今後も開くことはありません。
今の時代、必要になればデジタル書籍で買い直せます。
◆服の処分ルールを決める
皆さんは「着たことのないお気に入り(矛盾)」とか、「同じ様なトップスが5枚ある」といった経験はないでしょうか?
「同じ色の服は1着にしぼる」「1着買ったら1着捨てて、服の総数は一定にする」などのルールを決めましょう。
◆化粧品にも消費期限はある
いくらブランド物だからといっても、消費期限の過ぎた化粧品を肌につけるのは非常に危険です。肌の健康のために捨てましょう。
◆片付けられない人の共通点
片付けられない人の共通点として消耗品のストックを溜めるという特徴があります。大量のペン、電池、ビニール袋、使ってない収納BOXなど・・・。
特にタダでもらったモノというのは危険で、自分でお金を払うというアクションを起こしていない分、使わずにため込みがちです。
こういったモノは一生使う機会は訪れないので、一旦全部捨てましょう。
◆片付いた部屋のキープ方法
収納場所を決めたらあとは使ったモノは必ず元の収納場所に戻すことを徹底します。また、収納に納まる分までしかモノを買わないのも重要です。
モノを買おうか迷った時は「似たモノを持っていないか」「同じ機能のモノを持っていないか」「本当に必要か」をまず考えるようにしましょう。
お菓子の缶やビニール袋などの収納系に加え、試供品なども要注意です。
「あとで捨てよう」「そのうち捨てよう」はNGです。
ゴミの見て見ぬフリはやめましょう。
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