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ギリシャ一人旅🇬🇷1エーゲ海の眺めをほぼ独占!

りこが2024年の4月にギリシャを一人旅したときの記録です。

ラマダン中のドバイからアテネへ

深夜便で日本からドバイに行き、ドバイで乗り継いでアテネに向かいました。ドバイ空港に着いたのは4月5日の朝でちょうどラマダンの時期でした。

普段使わない日本円の現金をドバイ空港でユーロに両替。日本円が弱いことを痛感

ドバイは乗り継ぎだけにする想定でした。ところが今回の旅の終わりにこの「想定」が覆されることになります。

ベジタリアンなのにビーフの機内食を選択。旅のときだけベジタリアンじゃなくなる🐻

日本からアテネまではエミレーツ、アテネからサントリーニまではスカイエクスプレスの飛行機に乗りました。

アテネに向かう飛行機の中でどこから来たのと客室乗務員の方に聞かれました。日本から来たと答えると、なんとその人はエジプト出身で日本にも来たことがあるようです。エジプトに行ったことがないのでいつか行ってみたいです。

飛行機の窓から見えたギリシャの島🇬🇷

イミグレーションでパスポートを見せたら柔道をしてるかどうか聞かれた柔道未経験者・りこは入国手続き完了後、地下鉄の駅に繰り出します。

わかりやすくておしゃれな空港駅構内

電車に乗り込むと突然アコーディオンの音が聞こえました。案の定ロマの子どもが車内にいたのです。弁髪みたいな三つ編みを二本垂らした子どもは一人一人にお金をせびるように近寄ってきます。

あえてカタカナで書くと「シンダグマ」と聞こえるシンタグマの駅。ここでも大人のロマみたいな人にギリシャ語で何か聞かれた。あたりを見ているとロマはその場にいない人のように扱われる
目にうるさい広告がなくて素晴らしい🐻
全体的に仄暗いアテネの地下鉄。改めて「今自分は地下にいる」と実感できる
治安が悪いという前評判があったものの、ありのままのアテネを見たかったためあえてオモニアの宿を選択
変な輩のせいで気分を害し外出する気が失せた。日本から持ってきた常温保存可能の牛乳1リットルを飲みシャワーを浴びて午後8時に就寝🐻💤

アジア人の「自衛策」

ホテルの近くで挙動不審の人が地面にうなだれて座っていました。ホテルのフロントの一人はすごく気さくな良い人でしたが、その人の相棒みたいな従業員はりこがエレベータを使わないのを見て小馬鹿にしたように笑ってきました。

そのエレベーターは部屋の扉のような取手のついた手動の扉付きで、一見どう見てもエレベーターに見えないのです。それに普段から階段を使うりこは、荷物も少ないし3階程度なら階段を登れば良いと思っていました。

りこは英語も中国語も母国語と同じように使いこなすし、スペイン語やフランス語、ロシア語、ヘブライ語も簡単な表現ならわかります。

ヨーロッパ系やアジア系の友人達にも「りこのほうが英語が上手い」と言われます。自慢とかでは決してなく、アジア人だからといって舐められないための「必須の自衛策」です。

お腹から声を出して意見をはっきり言って歴然とした語学力を示せばアジア系でも見下されることはないので、面と向かって話したときに白人にバカにされたことはほぼなく寧ろ尊重されます。

人種差別に限らず他人をバカにする奴は基本的に見た目(顔の造形がどうという話では全くなく、醜悪な精神はそのままオーラとして外見に出る)や中身が悪い奴が多いです。

このときりこを嘲笑した小さい輩は翌朝のチェックアウトのときもずっと意味不明に笑ってきました。

りこは身長163センチ。「チビが調子乗ってんじゃねーよ」とでも怒鳴りつけてやろうかと思いましたが、そいつが薬をやっているか障害者の可能性が万が一でもあるので無視。実際りこより背が低い成人男性はギリシャで結構見かけました。

今回の旅は約三週間。久しぶりにヨーロッパに行って、案の定の人種差別はこれだけではなかったです。「これだから白人の国は嫌い、やっぱり来なきゃ良かった🐻💦」とつい思ってしまったものの、どうしてもエーゲ海に行きたかったので今回ギリシャに来て結果的には良かったです。

朝食会場で隣に座ったヨーロッパ系のご夫婦が話しかけてくれてしばらくお喋りしました。その人たちは船でサントリーニや他の島に行くようで見るからに上品で生活や心に余裕のある方々でした。

ギリシャに関しては大多数の人が礼儀正しいししかもすごく親切でした。それ故に人種差別するようなくだらない輩が逆に悪目立ちするんですよね。気を取り直してサントリーニに向かいます。

アテネからサントリーニへ

空港に近付くとお馴染みのアコーディオンがまた地下鉄の車内で聞こえた
りこはクリスチャン。それでも人種差別をするゴミ共には容赦しない🐻

「カリメーラ」という朝の挨拶を覚えてスカイエクスプレスの飛行機に乗ります。

美しい🐻
明るい空と海の景色に癒される。空気からしてアテネと全く異なるサントリーニ島

サングラスをかけた一見怖そうな運転手さんに空港まで迎えにきてもらいました。そのおじいさんの声が御伽噺に出てくる妖精のような優しい声で度肝を抜かされました。

乗客はりこ一人。空港からホテルまでの10分ほどの道中でおすすめの場所やパン屋さんを紹介してもらいました。

サントリーニ滞在中は毎日手で洗濯

運転手さんもホテルの方たちもめちゃくちゃ親切でした。しかもギリシャ彫刻のような美しい人たちばかり。ちなみに美しい人で人種差別をする人を見たことがないです。

夕暮れ前のエーゲ海を独占!

カマリビーチが本当に最高すぎた!


全ての嫌な記憶を洗い流すような、これまで見たことがない美しいカマリビーチでずっと海を見ていました。ホテルから徒歩三分程度でこの絶景を見ることができて最高すぎました。

静かで厳かな景色

初めてカマリビーチを訪れたときは夕方で、なんとビーチにはりこしかいませんでした。カマリビーチの宿には五日間泊まり毎日ビーチに行きましたがそもそも時期柄人が少なく、毎日エーゲ海をほぼ独占していました🐻

ずっとここにいたい🐻
火山と黒い砂のビーチ

ヨーロッパでは一人で食事をすると変人扱いされることがしばしば。ただでさえアジア人なのにこれ以上差別されるわけにもいきません。

そこでお店の人に声をかけられたときにレストランに入る作戦を実行。そんなわけで入ったお店はカフェレストランでした。

ギリシャコーヒー🇬🇷

大好きなフムスがメニューにあったので迷わずフムスを注文。去年訪れたイスラエルを思い出しながら楽しくゆっくりと食事をしました🐻
やはり時期的に人が少なくて、りこ以外のお客さんは二、三人程度。

イスラエルのフムスとは異なる盛り付け。こちらのフムスもおいしかった

店員さんもすごく接客が丁寧で、「やっぱりちゃんとした人はまともだし差別なんてしない」と改めて実感。せっかく遠くまで来たし、差別とか気にしないでたくさん楽しもうと気持ちを切り替えます。

ギリシャの旅はまだまだ続きます。読んでくれてありがとうございました。
シャローム!

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