ギリシャ一人旅🇬🇷2サントリーニのカマリを散策
地元民一推しの街・カマリの魅力
高層ビルが皆無のため空が非常に大きく見えるカマリの街を散策しました。
湿気がないため大変過ごしやすい気候でした。
個人で経営しているらしい大きめの売店を訪れたとき、店員の方がおすすめの商品の値段を一つ一つ教えてくれました。
「ヤーサス」は「こんにちは、さようなら」という意味で、お店に入るときや出るときいずれもヤーサスと言います。
サントリーニの他の場所でもそうでしたが、大半の地元の方々は礼儀正しくて親切な人たちばかりでした。
その人たちからは「人種差別なんて下劣なことはしない」というような気迫に近い気品すら感じます。
もし自分がヨーロッパ系の人間だとしたらなんとしてもサントリーニに移住したいくらいです。
ギリシャに来た本当の理由
気分を一新するために遠いところに来たくてギリシャに来ました。
声が出なくなり、適応障害の診断を受けたりこ。
フリーランスのエンジニアとして長年色々な現場で働いていました。
りこの仕事の能力自体はどこの現場でも高く評価されてきました。
りこの仕事振りや態度には文句をつけることができない連中が、りこの声が変だとバカにしたり、りこの仕事の妨害をしたりしてきました。
奴らはりこが低い声で話そうとするとりこが怒ってると揶揄してきたり、りこが変わってるだのこだわりが強いだのくだらない揚げ足を取り続けてくるのです。
多くの現場でよく個人的な相談を受けたり昼食に誘われたりしたし、話しやすいと色々な人から言われていたので自分の性格は偏屈ではないと思います。
意味のない「会議」に多くの時間を費やし、奇妙で耳障りで不正確なカタカナ英語を乱用し「仕事している振り」をするだけの奴らが時間をただ浪費し、他人を一生懸命こき下ろすのです。
仕事で関わった人全員が変な奴ではなかったですが、他人の粗探しをすることしかできないような幼稚な奴が多すぎました。
程度が低い連中から嫌がらせを受け続けてまでしたい仕事では全くないと気付き、ITの仕事から離れたことは正解でした。
嫌がらせに耐えて病気になるくらいならその環境から離れるほうがずっと良いからです。
クリスチャンとして本当にやりたい仕事を始めることにしました。
そのための準備期間を過ごしたい場所として思い浮かんだのがサントリーニです。
海辺のレストランと「事件」
「ニーハオマ?」と声がした方向を見ると、海辺のレストランのオーナーと見受けられる人が立っていました。
オーナーをここではルークさんと仮名で呼びます。
りこ以外にもお客さんが何人かいて、家族連れでゆっくり過ごしたり、イタリアのバルのようにカフェを飲んですぐに帰る人もいました。
それぞれが海のすぐそばで思い思いの時間を過ごすことができる居心地が良いレストランです。
ルークさんに「フィラに十日間もいて何するの?」と驚かれました。
青い屋根の教会を見に行ったりする予定と答えたところ、ルークさんいわく「カマリが一番良いよ!カマリにはビーチがあるけどフィラにビーチはないから」とのこと。
とてもおいしい食事をいただきながら綺麗なカマリビーチを眺めているうちに、猫がそばに寄ってきてくれました。
陽気なマルチリンガルのルークさんとのお話もとても楽しかったです。
このレストランは後日再訪しました。
ルークさんのレストランを後にしピザの箱を持って歩いていると、別のレストランの人が「ピッツァ!ピッツァ!」と笑いながら声をかけてきます。
その人を見て胸騒ぎがした矢先、後ろから走ってきたトラックの中から「チンク!」という叫び声がしたのです。
日本にいたら声や性質を揶揄され、日本から遠く離れたら問答無用でアジア人差別用語を投げつけられる。
美しい海や自然が目の前にあるのに、人間の心はどうしてこんなにも醜くて汚いんだろう?
動物は無闇に他者を攻撃しない。もはやニンゲンに呆れてきました。
猫に癒され、フィラへ移動
「チンク事件」をものとも感じさせないようなカマリビーチの壮麗さに圧倒され続けました。
カマリを離れる日がいよいよ近づいてきます。
カマリを出発する当日、ルークさんのレストランにまたやって来ました。
猫が尻尾を垂直に立ててりこの隣に来ました。
ルークさんが舌打ちして猫を足で追い払おうとします。
聞いたところ、この猫たちは野良猫で食べ物をねだるためにレストランに来るようです。
サントリーニにまた来るときがあったらカマリにもっと長く滞在したいです。
ルークさんのレストランにいた猫たちのかわいい写真でこのnoteを締めくくります。
最後まで読んでくれてありがとうございます。次回のnoteではフィラの青い屋根の教会や景色の写真をお届けします。
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