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イスラエル巡礼旅7🇮🇱べエル・シェバの旅と安息日の準備

べエルシェバとは旧約聖書に出てくる街の名前で、ご存知の方も多いと思います。「誓い(シェバ)の井戸(べエル)」という意味を持ち、シェバには数字の7の意味もあることからこの街の名前はヘブライ語の奥深さを感じさせます。

テルアビブ中央駅のバスターミナルの写真です。ここからべエルシェバ中央駅までバスで約1時間半ほどです。バスターミナルの入り口で荷物検査があります。荷物検査係の人に「どこから来たの?」と聞かれ、日本から来たと答えたらその人が笑顔で手を振ってくれました。ニンゲンと長時間話すのが苦手になったりこうさぎですが、イスラエルに来てからは知らない人にいきなり話しかけられることに慣れてきました。笑
この日は木曜日で雨がいつ降ってもおかしくない曇り模様でした。連日肌を突き刺すような暑さだったので、曇りの方が圧倒的に楽に旅ができました。
大学や色々大きな建物が点在しています。
べエルシェバの駅に着きました。写真には写していませんが、移動中のような大勢のイスラエル軍の方々が駅周辺にいました。
南国っぽい雰囲気がしますがイスラエルはべエルシェバ駅周辺の写真です。移動中とはいえマシンガンを携えたイスラエル兵の方々が視界に入ると、正直に言って落ち着かないですね。特にバスや電車で見かけると尚更焦りのようなものも感じます。自分は素人なので銃に実弾が入っているかどうかもわからないですからね。
駅周辺はのどかでいい感じですが、いかんせんゾロゾロとイスラエル兵が集団で歩いていたり、文字通り地面に座り込んでいる姿を見ると、りこうさぎはイスラエルに住むのには向いてないなと思いました。しかしながら、巡礼者や旅人として訪れるのにはイスラエルは最高の国だと言えます!
べエルシェバ中央駅から少し離れた場所に公園のような場所があったので立ち寄ってみました。
ようやくべエルシェバ国立公園のバス停につきました。時計は止まっています。バスの運転手さんが「国立公園が閉まる時間はわかる?大丈夫?」とりこうさぎがバスを降りるときに声をかけてくれました。バス停で声をかけてくれたアラブ人マダムたちとその子どもたち然り、イスラエルの人たちは基本的にみんな旅人に親切で優しい人たちだなと改めて思いました。特に子どもたちの笑顔がかわいらしくてほっこりしました。
ここはテルアビブ、エルサレム、ナザレとはまた違った雰囲気の街で道がとにかく広いです。
ヘブライ語やアラビア語もさることながら、数字も右から表記されているのが新鮮です。
べエルシェバ国立公園はとても広く、平日なのか観光客も数人程度でほぼ貸切状態。落ち着いて散策することができました。


あの旧約聖書で登場した街に今自分がいる!と思うととても不思議な気分です。ここまで来るのに、これまで生きてきて色々なことがあった中で、何千年前に砂漠で一生懸命生きてきた人たちに思いを馳せると時空を超えて励まされる思いがします。
こういう家を自分たちで作るってすごいですよね!天然素材を使っているから冷房がなくても意外と涼しそうな気がします。究極の DIY といった感じです。自分たちが使うものは自分たちで作るという生活はすごいですし見習いたいです。
べエルシェバ国立公園は広くて歩くだけでも楽しいです。このような風景は普段見ることがないので「知らないところに来た!」という実感が強まります。
風がとても心地よくてゆっくりできました。周りに高い建物がなく、緑がまばらに見える風景が物珍しいものの落ち着いて過ごすことができます。
べエルシェバの駅の看板です。


テルアビブまで電車で向かっていたところ、なんと乗客全員途中のロド駅で降ろされました。中東あるあるなのでしょうか。とりあえず電車より時間がかかってもバスのほうが確実に目的地まで行けるようです。
ようやくロド駅からバスでテルアビブに戻り、コインランドリーへ。5シェケルコインを手にするためにコインランドリーの隣のキオスクで500ミリの水を買いました。値段は10シェケル、スーパーに行けばもっと安く水が買えますが背に腹はかえられません。お釣りを全部5シェケルか1シェケルでもらえるかダメ元で聞いてみたら、エチオピア系っぽい店員さんが理解してくれて無事に大量のコインを両替することができました。

数千年前だったら東アジア人がイスラエルを旅するなんてことは簡単ではないというかほぼあり得なかったと思われますが、今この時代に生かされているからこそイスラエルを巡礼できることが本当に幸せです。同時に過去の人種差別経験から人種の違いを意識した警戒心が、雪解けのようにさらっとなくなっていくのを実感しました。

ここから先はべエルシェバの旅の翌日、金曜日のテルアビブの記録です。

金曜日は翌日の安息日の土曜日に向けてお店が早く閉まる日です。大体午後3時か4時までにはコンビニ以外のお店は閉店します。イスラエルにまさかミニソーがあるとは知らなかったです。
テルアビブのスーパーに行ってみました。外食費は高いですがスーパーはほぼ良心的な価格です。
他にも洗剤などは大家族用に大容量の物が一般的なようで、値段も普通でした。


イスラエルの果物はどれも新鮮でおいしいです。スーパーマーケットで量り売りして、買うときは自分でバーコードを発行します。


本屋さんものぞいてみました。絵本のデザインがかわいらしいです。
ヘブライ語と英語翻訳が一緒になっている旧約聖書は今回見つかりませんでした。いつかヘブライ語の原文だけで旧約聖書を読むことができますように。


金曜日の午後3時頃のテルアビブの様子。翌日の安息日の様子は次の note でお届けします。
am pm というコンビニは土曜日も営業しています。

最後まで読んでくれてありがとうございます。イスラエル巡礼旅の note も最終回に近付いています。安息日の意外な様子、ヴィアドロローサのことも次回以降の note でお届けします。

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