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グルーピングで教師のアセスメント力が高まる

「みんな一緒。」
保護者も先生も大切な思いですね。

しかし、一人ひとりの力を最大限に伸ばすために、本当にみんな一緒、でよいのでしょうか?
みんな一緒で、一人ひとりの力を、最大限に伸ばすことができるでしょうか?

例えば、あなたが英会話学校やテニススクールに入った時。
みんな一緒で、いきなり上級者クラスから始めますか?

限られた時間の中で、習得度や目的の異なる人たちが
「みんな一緒」で、効果的な指導を受けることは難しいでしょう。

そこで、「グルーピング」が、有効な手立てとなります。

体育のグルーピング例

例えば、体育でサッカーのゲームをする時。

グルーピングの観点は、いくつかあります。

・ポジショニングを判断してプレーすることを課題にしたい生徒。
・自分のところに転がってきたボールを蹴り返すことが課題の生徒。
・ゴールに強く蹴りたいのに、うまく蹴ることができない生徒。

どの生徒も、サッカーを通してあたま、からだ、こころを育てたいわけです。

その時、教師は、グルーピングを考えることで、アセスメント力が高まります。

例えば、サッカーをするためには、走る、ボールを止めるなど、身体を使う技能面、どちらの方向に蹴ればよいのかなどの空間認知が、必要です
 まただれが自分の仲間なのか、だれにパスすればよいのか、パスする相手に気がついてもらうためにはどうしたらよいか。子ども同士の関わり方も考慮しなければ、有効な活動を引き出すことはできません。

そしてサッカーをしたい、という動機や苦手な気持ちの理解と分析も重要です。

グルーピング=アセスメントと言えます。
これらの観点で観察することで、一人ひとりの力を最大限に伸ばす課題と有効な手立てを要することができます。

いきなりネイティブの英語を聞かされても分かりませんよね。

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