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【Zatsu】香りの世界へ行こう9

以前にも書きましたが、リスンというインセンスのブランドがあります(運営は松栄堂)。オンラインショップもやっていますが、京都と東京に実店舗を構えています。

会員登録(無料)すると受けられる特典のなかに、実店舗のみのポイントカードがあって、ポイントが溜まると、スタッフさんがお客の嗜好などを汲んだ自分だけのオリジナルセレクトをプレゼントしてくれるというサービスがあるんです。

で、おれもチョイチョイ行っているのでポイントも溜まり、セレクトしてもらいました。

セレクトしてくれるのは店舗のスタッフさん。彼女らは本当にプロフェッショナルかつスマート。好みを伝えると、
「それでしたら、このインセンスが近いと思います」
瞬時にスッといくつか候補が出てくる。
「これもお試ししてみませんか?」
と、少しずらした新しい領域の開発も提案してくれたり。しかもそれが自然な会話の中でおこなわれるという、ほんと素敵すぎる。

ここはギャラリーという位置づけなんだけど、一種の社交場サロンでもある。気になった商品は「お試しになりますか?」と、焚いてくれる。インセンスを介して体験や会話を楽しむ大人の場所なんだな。

ポイントが溜まったのでサービスを使いたい旨を伝えると、アンケートを渡されるのでそれに答える。内容は自分のライフスタイルなど、さまざま。過去の購買履歴とアンケートをもとに、オレの好みを判断して、スタッフさんがオレに(いやオレだけのために😍)セレクトしてくれるインセンス20本が後日郵送されてきます。

それが今日とどきました。



とにかくオシャレ



手紙が添えられており、セレクトした香りのイメージなどが書いてあるんだけれど、これがご覧のとおり直筆というね、「あれ、ひょっとしてオレのこと好きなのか?」と思ったり思わなかったり😝

でも、このわざわざ手間ひまかけているというところが、お客さんへの印象形成にプラスに働き、リスンというブランドの価値をさらに高めているんだよね。だれだって「価値」に対してお金を払っているわけだから、これはとても重要なことだ。DXだなんだで効率化が進んでいくなか、効率化が価値を高める分野もあれば、あえて非効率を追求することでお客さんが付加価値を感じる分野もある。ロイヤルカスタマーを確保し、増やし、つなぎとめるためには、(つまりお客さんから選ばれ続けるためには)こちらもお客さんを選ぶ必要がある、ということだね。

「だれから買うか」を重視する価値観が若い世代のあいだで広まっているのも、これと類似している。大事なのは値札じゃない。相手との関係性のほうに価値を求め、あの人から買ったという自分の行動に納得感を感じる。そういう感覚が主流になってくるのであれば、やはりお客さんとの関係づくりを進めていくうえで、リスンみたいなある意味で泥臭いやり方は実に時代のニーズをとらえているのかもしれない。



香りの話というより、リスンのサービスの話になっちゃいましたけど、こういうお客さんとの距離感が近いところが、自分がリスンをずっと大好きでいる理由のひとつです。

では、せっかくなのでこれから一本焚いてみようと思います。
オススメのSMOKE TONEにしようかな😉




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