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探索のきろく

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フィールドワーク。地下、路地裏、洞窟、暗がり、サブカル、メット仕事。
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2022年5月の記事一覧

呑んべ横丁をゆく(東京)

再開発の声もかまびすしい立石に、昭和の香りを色濃く残す歓楽街、呑んべ横丁がある。ここもまた、東京真空地帯のひとつ。 音量注意! コロナ禍で都市開発はいったん足踏みしているかもしれないけれど、皮肉にも同時に客足も引けてしまい、厳しい経営がつづくのはこの地区も同じ。 そんななかでも、いくつかの店では老若男女みんな楽しそうに飲んでいたことに少し救われた気がしました。 はやく以前のような状況に戻れるといいね。

第二海堡をゆく(千葉)

横須賀……とおもっていたら、つぎの行先は千葉だっつーじゃないですか。なので千葉県のなかの40,000㎡を堪能しよう、ということにして、一行は猿島をあとにし、明治時代から残る人工島、この旅の最終目的地である第二海堡へと向かいます。 音量注意! まさに洋上の要塞と呼ぶにふさわしい威圧感。 音量注意! 海が荒れるなか無事上陸。3回に1回は荒天により中止になるらしい 音量注意! 荒涼とした世界が広がっていて非常に心細い。もともと戦闘を想定した場所だから、そりゃ多少はね。

猿島をゆく(神奈川)

横須賀(のヒジョーに限られた一区画)を思う存分味わい尽くしてやるぜぇという企画第2弾です。記念艦三笠をあとにした一行は、そのまま、東京湾で唯一の天然無人島である猿島へと向かいます。 音量注意! もっとも、当時の燃料は今と違って石炭だった。煙突がついているのはそのためだとか。なるほどね。 音量注意! 一方で左側のくぼみにあるレンガ構造物はイギリス積み。この島は複数の工法が混在しているというとても面白い場所です。 そして一行は、いよいよ最後の目的地「第二海堡」へ向かいま

記念艦三笠をゆく(神奈川)

東京湾の西の入口、横須賀市。まだ暑くならない今のうちに、このエリア(のごくごく一部)を味わってやろうぜという企画の第1弾です。 今回は記念艦三笠をお行儀よく見学します。 つづく

国道駅をゆく(神奈川)

ゴールデンウイークまっただなか。 ようやく外出制限も緩和され、久しぶりの長期連休。 そこで出かける先とくれば、とうぜん国道駅ですよね。家族連れがピクニック気分で浮かれながら街を歩く中、ひとり流れに逆らいつつ国道駅を目指します。 音量注意! とりあえず、移動しましょうか。鳩フン公害に目をつむりつつ。 音量注意! とても令和とは思えない。ここだけ時が止まっています。開業は昭和5年(1930年)で、構内はほぼ当時のままらしい。1930年って簡単に言いますけど、ほぼ100年前

松代象山地下壕をゆく(長野)

これも、15年以上前のこと。酔った勢いだったんです。 夏のさなか、友達と別れたあと、足は家に向かわず、新宿から23:54発の夜行に乗って8時間半の長旅を敢行。たぶんね、どうかしていました。しかも地下壕をまわったらすぐに東京へ戻るという強行軍です。睡眠は電車のなかでとればいいやと思ってましたが、すぐに後悔することになる。 今でも覚えている。往路は未知の体験に対する期待でモチベが維持できているからいいけど、帰りが苦痛。長げぇよ、とにかく。しかも松代の滞在は2時間くらいだったから