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都内のギグワーカーが日々触れるNFT・メタバースと新曲(STEPN)制作の話

1 ギグワーカー × ベッドルームアーティスト

自宅の作業部屋での音楽制作をリリースし始めて半年が経ちました。普段は都内の複数IT企業に業務を提供しているギグワーカーでもあります。昨日(5月3日)私が新曲「STEPN」をリリースしたため、この曲が広く聴かれると嬉しいなという思いもあって記事を書いています。ぜひクリックして帰っていただけると嬉しいです。

2 ギグワーカーとWeb3・ メタバース

私の周囲にはイラストに紐づけたNFTを発行してOpenSeaで販売する起業家たちもいます。

NFTプロジェクトは、イラストNFTを単発で発行するのではなく、NFT保持者同士のコミュニティ形成をすることが本質的な営みとなります。そのため、イラスト制作やNFT発行以外にも多くの業務が発生し、様々な職種のギグワーカーが関与する領域になっています。

NFTはあくまでも精密な台帳を使って取引履歴が書き込めるトークンに過ぎないため、売って終わりということではその意味がありません(売って終わりのNFTが高額で購入される事例はありますが私はそれを見ていてなんとなく落ち着きません。それはもしかしたら例えば私がスマホのガチャに課金してまでデジタルデータを欲しいと思ったことがない性質だからかもしれません。)。

少なくとも二次流通等が生まれるようにしなければ台帳が精密である意味はないです(今の段階で社会に実装されているものの中で、ブロックチェーン技術が可能にしたことはそれほど多くないです。当該技術なくしても世界中で様々な購入者管理や会員登録は問題なく成り立っています。もちろん台帳が精密なので転売を追うのは簡単になりますし、スマートコントラクトなんかもブロックチェーンならではのアイデアです。)。

NFTを支えるのはあくまでも取引を書き込む台帳技術。取引が活発に行われるコミュニティが形成されてこそ意味があります。そのためNFTプロジェクトはオンラインサロンに近い試みになっていきます。

たまたま初期の頃から追いかけているプロジェクト(↓のnoteで解説されているものです。)が非常に成功していますが、しっかりとビジョンを打ち立ててやり切る熱量のあるプロジェクトだけが例外的にうまくいっているという印象です。これほど見ていて気持ちのよいプロジェクトはあまりないかもしれません。非常にクレバーですし勉強になります。

STEPNに関する前回の記事にも書きましたが「寝て起きたら無価値になっている」リスクがある中で価値を感じていただくのは大変なことです(なおこれは音楽活動についても同様でしょう。やるのであれば少なくとも絶対に途中でやめないことは誓いたいですね。)。

次に、メタバース関連ではoViceのようなウェブ上のバーチャルオフィスを導入しているクライアントも少なくありません(日常業務でずっと活用しているケースもあるかとは思いますが「朝会」など限定的な役割を担わせる使い方が多いです。)。

バーチャルオフィス上に社員さんがアバターとして存在しており、自分のアバターを操作してだれかのアバターに近づいたら話しかけることができる(会話に入っていくこともできる。)というのが主な機能です。とはいえ、結局のところSlackでチャットを送って通話機能を立ち上げて会話する方が圧倒的に早いし楽です。まだまだ業務に入り込むには時間がかかりそうです。

ギグワーカーは様々なクライアントの社内に入り込むためコミュニケーションスタイルを合わせていくことに習熟しやすいですが、オンラインゲームを頻繁にプレーしてDiscordを繋いで会話することに慣れている人たちの方が圧倒的にメタバース上の振る舞いがうまいというのも事実だと感じる日々です。。ということで何か良いオンラインゲームがあったら紹介してください(雪山人狼が好きなのですが8人を集めるのが結構ハードルが高いです。。)。

3 STEPN

楽曲に込めた気持ちやSTEPNの解説は前回の記事に書きました。

<verse>
例に漏れずその手を挙げた
逃げ切れない逃げ場へようこそ
手を取って走り出そう
シーンを食ったのは路傍の声
<chorus>
放物線を描いて
行きずりの恋を引き摺って
あざとい笑顔に触ったら痛くて
あなたに恋をして
絡まる足 ただならぬ大義をもって
身体ひとつで行こう
<verse>
また外面を被って 闇に抱かれて
せめて身体を 形而下の身体を
消え行く魂までグリップする親愛なる身体を
<chorus>
不確かなままで引き寄せる
眠すぎる満たされない自分は外に立ったまま
逃げ切れない逃げ場でももがくこの両足
汚れていたくて
どうか消えないでくれ あなたを
どうか癒えないでくれ この不退転の痛みを

JOSH 「STEPN」

よろしければぜひクリックして聴いて帰ってください!

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