働く意欲を維持するために

月曜ですね。
連休が開けて1週間。
個人的には休みが明けて早速容赦なく降りかかってくる自分がオーナーとなるプロジェクトの課題潰しに迫られ、連休の余韻に浸ることも出来ず業務に向き合う日常に戻った。
毎度のことなのだが、無条件にメリハリがしっかりと効いた環境に身を置けているのは幸せなことなのかも知れない。

ただここ最近は、今後に向けてどのようなキャリアを築く歩むべきかと少し問答してもいた。
問答した結果何か答えが出たという訳ではないのだが、自分がどこから動き出そうかと言うその向き先が少しだけ見えた気がする。

僕の場合、自分に課されるタスクのスキームと体制のバランスが悪かったり納得感が得られない場合、特にそれらを自分自身で立ち振る舞って成し得て周囲にその手柄アピールしようという感覚が更々ない。
故に、意図せぬタスクに周囲が不本意に巻き込もうとする場合、安請合いをしたくないので少し揉める。

連休前の数日間もそのような局面が何度かあって真正面から蹴散らした。
そもそも僕がそれらを担うべき正当な根拠を相手も持ち合わせていないのだから無理もないし、モノゴトのプライオリティをつけられない者と仕事をするとエライ目に遭う。
きっと不用意に手を出そうものなら、その責任だけを押し付けられるのは目に見えているし、ゴールのイメージが描けない状態で手を出したところで結果は見えている。
コンサル会社の人間ならそこまでのプロセスをしっかり描いて業務を組み立てて見せろと言われがちで、概ね間違ってはいないのだが一個人でやれることには限度というものがある。
都合の良い言葉を並べて組織の課題を個人へ押し付けられては困るのだ。

何でも「仕事なのだから」と勘違いして安易に手を出して勝手に壊れていく者もいるが、非常に迷惑なのでやはり安請け合いはするものじゃない。
僕の場合は自分のスタンスがハッキリしていて、本当に気が乗らない時は、雨が降っている日も傘みたいな不十分極まりない邪魔くさいモノを手にしてまで出歩く必要があるだろうかと思ったりもするし、特にその日に業務上のクリティカルな予定がなければ有給消化に充てて適当に気を紛らわせることもある。
昼間から酒を飲みながら家の周りを徘徊しているので近所の奥様方からは何処かのゴロツキに見えているかも知れない。
お陰で昨年度の有給消化は100%を達成出来たし、その中でも手柄を評価されてプロモーションの実現にも至った。
意外に"クラス相応の成果を出し続けていればそんな取るに足らないコトは評価には響かない"という事実として裏付けられている。

そんなせめぎ合いの末、この先2年間程の僕のミッションが何とか見えて来た。
全て自分がすべきことだし、周囲を見渡しても僕が一番上手くこなすであろうということで全く異議はない。
コレらを成し得た暁にはきっと今よりも存在感を増しているだろうし、僕自身も更にその先に向けた大きな手応えを得ているハズだ。
いざ方向性が定まれば少しでも早く出社して仕事に手をつけたいし、寝起きも非常に良くなった。
健全な姿勢で業務に向き合うためには多少の衝突も必要不可欠で、何より自分自身をいかに守りながら攻め手を見出すかのアプローチは日頃からすべきなのだ。

自分に関わることなら夜遅く残ってでも何でもやるし、どうせなら可能な限りイニシアチブを握った状況にいるようスタンスは取りたい。
でなければ不本意にこきつかわれて、日々のタスクに追われて疲弊しまくっているだけなのに頑張ってる感出してるそこらのオッさんと変わらないではないか。
こういった働き方をするオトナが消えない限りは働き方改革なんてとても成し得ないだろう。


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