見出し画像

顔計測データを活用した実証実験を実施。凸版印刷(株)×(株)コーセー

 凸版印刷(株)(麿 秀晴社長)は、南カリフォルニア大学の技術で開発された、高品質顔画像撮影装置「ライトステージ」(※1)を導入し、 顔計測データをはじめとした、 さまざまな人体情報データ活用に関する研究・用途開発を推進する「トッパン バーチャルヒューマンラボ」を12月23日(水)に同社内に開設したことを発表した。

 現在、同研究チームは(株)コーセー(小林 一俊社長)と、「ライトステージ」で撮影した顔計測データを分析した上で、バーチャル空間上で肌質に合わせたカウンセリングや商品選びを支援できるサービスの開発を推進中。顔の計測データ上に化粧層の光学シミュレーションを行なうことで、 肌質による見え方の違いを確認する実証実験を実施したという(冒頭写真は実施イメージ)。以下、凸版印刷リリースでの発表内容(PR TIME)。

■ 実施の背景・概要
 新型コロナウイルス感染拡大の影響で店舗での接客や肌のカウンセリングの機会が減少しています。また、店頭ではテスターが撤去されているケースも多いため、消費者にとっては商品選びが難しい状況が続いています。

 このような中で凸版印刷とコーセーは、 バーチャル空間上で肌のカウンセリングや、化粧品選びを支援するシステムの開発に向けて実証実験を開始。今回の実証実験では、「ライトステージ」を活用して高品質の顔計測を実施。その計測データから制作する3DCGデータを用いて、肌のカウンセリングや、3DCGデータ上に化粧層の光学シミュレーションを施すことの有用性を検証します。

 実証実験に先立って実施されたプレ実証では、コーセーのファンデーションに含まれる、特徴的な顔料発色特性が3DCG上で忠実に再現できることが確認できました。
 本実証の成果から、高画質バーチャル化粧シミュレーターなどのバーチャル空間上でのカウンセリングや化粧品選びを支援するシステムへ「ライトステージ」活用の可能性が示唆されました。

■ 今回の実証実験の概要
・実施期間/2018年10月29日~2021年1月31日(2018年に計測したデータを活用)
・実施場所/凸版印刷内「トッパンバーチャルヒューマンラボ」(南カリフォルニア大学ICT VGLでも一部実施)
・目的/「ライトステージ」で高精度計測した、 顔の3DCGデータによる肌のカウンセリングや3DCGデータ上に化粧を施すことの有用性の検証

■ 各社の役割
・凸版印刷/「ライトステージ」よる高精度顔画像計測、 独自の制作ラインによる3DCGデータ化化粧情報のマッピング、メイクアップシミュレーターの開発
・コーセー/「ライトステージ」撮影被験者の提供、化粧品情報の提供シミュレーターのチューニングアドバイス

■ 今後の目標
 本実証を踏まえ、バーチャル空間上でのカウンセリング、 商品選びを支援するシステムの構築を進めます。また凸版印刷は、「ライトステージ」による顔計測情報を始めとした多角的な事業展開を進め、人体に関するさまざまな情報をAPI経由で提供することで、 企業が人体に関する事業開発を行なうことができる情報基盤「人体情報プラットフォーム」の構築を目指します。

※1 ライトステージ
 球状に配置された多数の照明をコントロールしながら顔を計測することで、 形状だけでなく、 質感までも高精細に計測可能な機器。